外出自粛で在宅していても何だかんだで出費が嵩むね(´ヘ`;) 電気代や本代とか増えてるし(-ω-、)

【昨日買ったけど返金になった本&読んだ本】

柿本奨(校注)『蜻蛉日記』(角川文庫,1967)

「もったいない本舗 楽天市場店」に「良い」を316円(334円-18p)で20日に注文し22日に届くも、
検品で見落としたんだろうけど、巻末の系図から「解説」まで50頁にわたって、ボールペンや鉛筆
(黒と赤)で傍線(人名・地名・キーワード等を四角や丸で囲んだのも)や書き込み等が多数あり、
ほぼ全ての行に傍線が引かれてたりする頁もあった((;゚Д゚)ヒィィィ! 状態が「可」と表記されてたら
(「可」でこの値段は高くて注文しなかっただろうけどね)我慢したけど、流石に交換を要求(-"-)

返信には、謝罪の言葉の後、「当店の在庫をすべて確認いたしましたが同在庫ございませんでした。
その為、大変恐れ入りますが、ご連絡のご商品の全額返金処理のお手続きをさせて頂きました。」と
あったので、びっくり∑( ̄ロ ̄|||)ニャンですと!? この本は注文した時にも何冊も在庫あったし、
今検索しても「良い」を4冊も販売してるのに( ̄◇ ̄;) その事実を指摘すると、「1967年11月に発売
されている古書でございましたため、現在の当店の在庫は、代替品として適当なコンディションの
ご商品がございませんでした。」と返信、そう言われたら、仕方ないので引き下がった次第(-ω-、)

小生もブックオフで角田文衞『平安の春』(講談社学術文庫,1999)が「610円の値で美品だったので
即購入した(^^) ところが、帰宅後に見てたら、最終頁が丸々一枚破かれた痕が(゚ロ゚;)マジ!?」という
ことがあったから(180104読んだ本&買った本)、巻末の方は見落としがちなことは理解できる(..)

「ベスト1000レビュアー」とされる「yoshioki6」のAmazonの本書に対するレヴュー(2007年4月6日)、
この人の古典の注釈書に関するレヴューは読ませるんだけど、首を傾げたくなる記述もある(^_^;)

    学校の文学史で菅原孝標女の「更科日記」とつい混同してしまう、藤原道綱母の
    「蜻蛉日記」。本書はとかくそういう知識でだけ終わってしまいがちな作品を、
    註釈と現代語訳を付して血肉を備えたひとりの女性の語る「物語」として僕たちの前に
    示してくれます。敬遠されがちな古典作品を手軽な形で接せさせてくれることで
    定評のある一連の旺文社文庫のシリーズに収録されていないために柿本奨校注の本書は
    殊にありがたい一冊と言えます。なお、もっと詳しく「蜻蛉日記」について知りたい方は、
    やはり角川書店から同じく柿本奨による「全評釈」があります。この「全評釈」の
    シリーズで「大和物語の註釈と研究」を復刻させてはくれないでしょうか。

「本書は・・・現代語訳を付して」とあるが現代語訳は付いてねーよ(ノ ̄皿 ̄)ノウソツクナ!┫:・’

藤原兼家の兄でチョー仲が悪かった関白藤原兼通、wikiの「藤原兼通」「藤原道綱母」「蜻蛉日記」
には出てないけど、藤原道綱母にラヴレターを送ったことが『蜻蛉日記』下巻にある( ̄ヘ ̄)y-゚゚゚
話が長くなるので、兼通が道綱母に送った歌と付された脚注の解説だけ本書から引くC= (-。- ) フゥー

    霜枯れの 草のゆかりぞ あはれなる こまがへりても なつけてしかな

     霜枯れの草同然のひからびたわたしの縁者であるそこもとが、お気の毒、
     若がえって心機一転、わたしに近づくようにしむけたい。霜枯れの草は
     五十歳の兼通自身を譬え、・・・「こまがへる」は若返る意に駒が返る
     (=兼家から身を翻して兼通へ移る)意をかける。その駒は作者[道綱母]
     を譬える。・・・