2%還元なのかなエッ(゚Д゚≡゚Д゚)マジ? 2冊とも108円だった( ̄◇ ̄;) 税込価格より本体価格をチョー
大きく記載しているバーコード付き値札の上に昔ながらの値札が貼られていて108円と印字(@_@;)

【昨日買った本】

前野直彬(注解)『唐詩選 (上)』(岩波文庫,2000)
大津栄一郎(訳)『オー・ヘンリー傑作選』(岩波文庫,1979)

昨日メチャ疲れてダルかったので漫画でも立ち読みしてこようとブックオフ行ったら美品が(ノ_-;)ハア…

【読んだ本】

木村正中(校注)『新潮日本古典集成 土佐日記 貫之集』(新潮社,1988→2018新装版)所蔵本

水に映った影を詠んだ歌、奥村恆哉(校注)『新潮日本古典集成 古今和歌集』(新潮社,1978)巻末
「解説」は『古今和歌集』全体によく見られる趣向と指摘も、水に映った月影を詠んだ歌が紀貫之に
多いことは有名(⌒~⌒) 本書から何首か(詞書省略で)訳と一緒に引く〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ

    月影の 見ゆるにつけて 水底を 天つ空とや 思ひまどはん

      月の水に映っているのが見えるにつけて、水底を天空とも思い迷うだろう。

    空にのみ 見れどもあかぬ 月影の 水底にさへ またもあるかな

      空にだけ見てもあきることのない月が、また水底にまであるのだなあ。

    照る月も 影水底に うつりけり 似たるものなき 恋もするかな

      照る月も影が水底に映っているのだが、そんなふうに似たものはまったくない、
      ただ一つの恋をしているのだなあ。

    ふたつなき ものと思ふを 水底に 山の端ならで 出づる月影

      月が二つあるはずはないと思うのに、山の端ならぬこの池の水底にも、
      月が出てきた。

はっきりと映る月影を詠んでいた紀貫之、次の歌(詞書と左注は略)を詠んだ後、病状悪化(-ω-、)

    手にむすぶ 水にやどれる 月影の あるかなきかの 世にこそありけれ

      手にすくう水に映っている月の影のように、あるかなきかの
      まことにはかないこの世です。

この歌を詠んだ後、まもなく亡くなったと『貫之集』『拾遺和歌集』の同歌の左注に(´;ω;`)ウッ…