令和から本気出すo(-`д´- o)ヾ( ̄o ̄;)オイオイ改元して既に3日目だぞ! 億劫だし身体が超ダルいんで、
ブックオフのウルトラセール初日に行かなかったけど、まだ明日あるp(・ω・*q) 在庫切れの4400円の本、
5倍のショップに復活してたヤッタネ!!(v゚ー゚)ハ(゚▽゚v)ィェーィ♪ 20度超えも昨日みたいな雨や雷鳴は無し(..)

【読んだ本】

倉本一宏(全現代語訳)『藤原行成「権記」(上)』(講談社学術文庫,2011)

運が悪くて歴史的瞬間に立ち会えないという人もいて、倉本一宏編『現代語訳 小右記3 長徳の変』
(吉川弘文館,2016)116頁の長保元年(999年)9月12日の記述を引く(´・_・`)

     十二日、辛卯。 道長嵯峨に遊ぶ

    早朝、左府[藤原道長]が書状を送られた。山辺の紅葉を見る為に相伴せよ
    とのものである。ところが物忌であったので、追従しなかった。

まぁ、物忌なら仕方がないんだけど、こうして藤原実資は歴史的瞬間に立ち会えなかったわけ(-ω-、)
    
藤原実資を誘った藤原道長は、当然この歴史的瞬間に立ち会ってるわけで、その日記で確認しようと、
倉本一宏(全現代語訳)『藤原道長「御堂関白記」(上)』(講談社学術文庫,2009)40頁の長保元年
(999年)9月12日の記述を見た(⌒~⌒)

     十二日、辛卯。 紅葉を見る/和歌会

    西山の辺りに出行して、紅葉を見た。帰りに東三条院(藤原詮子)の許
    (土御門第西対)に参った。馬場殿において和歌会を催した。

歴史的瞬間に全く触れてないじゃんヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ まぁ、そもそも王朝貴族の日記とは、子孫のために
宮中の行事や儀式、人事などを主として記録したものだから、これも仕方がないことかな(´ヘ`;)

でも、歴史的瞬間を目撃した藤原行成は日記『権記』に貴重な証言を残してたv( ̄∇ ̄)ニヤッ 本書235~
236頁から、長保元年(999年)9月12日の記述を引く(⌒~⌒)

     十二日。 西山に遊覧/藤原公任、和歌を詠む

    早朝、中将と同車して左府の許に参った。左府が遊覧を行なった。一昨日、左右金吾
    (藤原誠信・藤原公任)・源三相公(時中)、及び私・右中丞(道方)が相談して、
    この事を行なった。各々、餌袋と破子を準備した。先ず大覚寺・滝殿・栖霞観に到った。
    次に丞相(道長)は騎馬した。以下はこれに従った。大堰河の畔に到った。式部権大輔
    (匡衡)が丞相の命によって、和歌の題を献上した。云ったことには、「処々に紅葉を
    訪ねる」と。次に相府(道長)の馬場に帰って、和歌を詠んだ。初めは滝殿に到った和歌
    であった。右金吾(公任)が詠んで云ったことには、「滝の音の絶へて久しく成りぬれど
    名こそ流れて猶ほ聞こえけれ(滝の音は絶えて久しくなったけれども、名だけが流れて
    まだ聞こえている)」と。

『百人一首』(初句は「滝の音は」が一般的)に入っているから有名だけど、『拾遺和歌集』(初句は
「滝の糸は」)と『千載和歌集』(初句は「滝の音は」)の二つの勅撰集に選ばれた歌なのだ(⌒~⌒)