ネコが好きだから、今夜は「芸能人格付けチェック」を視てるよ( ̄ヘ ̄)y-゚゚゚ どういう意味かって?
タケモトピアノのCМを確実に視られるからさC= (-。- ) フゥー 東京では滅多に視られないかと(-ω-、)

【読んだ本】

島津忠夫(訳注)『新版 百人一首』(角川ソフィア文庫,2008改版16版)所蔵本
 
『百人一首』に入る安倍仲麿の歌は、『古今和歌集』の巻第九の羈旅歌の巻頭にも据えられた名歌(^^)
本書による現代語訳も引いておく(⌒~⌒)

    天の原 ふりさけみれば 春日なる 三笠の山に いでし月かも

     大空はるかに見渡すと、今しも東の空に美しい月が出ているが、ああ、この月は、
     かつて眺めた故郷奈良春日の三笠の山に出た、あの月なのかなあ。

唐に留学して35年、帰国が認められて、中国の友人たちが送別の宴を催してくれた際に詠まれた歌と、
『古今和歌集』の同歌の左注にあるが、船が難破して帰国できず、結局は唐で客死することに(;_;)

同歌の説話は『今昔物語集』の巻第二十四にも載るが、阪倉篤義&本田義憲&川端善明(校注)『新潮
日本古典集成 今昔物語集 本朝世俗部一』(新潮社,1978)巻末「付録」の「安倍仲麿の帰国」の項は、
次の問題提起( ̄◇ ̄;)

    故国へ帰れないままに唐土で死んだ。とすれば、明州(実は蘇州)で詠んだという
    「あまのはらふりさけみれば」の歌は、どのようにして日本に伝えられたのか?

そんな論点、見たことなかったけど、言われてみれば、たしかに(@_@;) 『今昔物語集』の同説話は、
安倍仲麿が無事に日本へ帰って来て同歌を伝えたことにヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ 論点は回避できるけど(^_^;)