「皆さん。最近、笑ってますか。」(⌒~⌒)ニコニコ そごう美術館で2008年6月27日~7月24日に開催された
「生誕290年 木喰展 ―庶民の信仰・微笑仏[みしょうぶつ]―」のキャッチコピーなんだけど、ホント
いいよねぇ(^^) 今年は木喰上人の生誕300年だったのに芸術新潮で記事とか見た記憶がないヾ(`◇´)ノ
今朝、濡れ縁に敷いてあった小さいタオルの上に、今まで見たことない真っ白なネコさんがちゃっかり
座ってて、傍に置いてあるバケツに頭を突っ込んで、洗濯用に汲み上げた地下水を飲んでた(〃'∇'〃)

【買った本&読んだ本】

戸板康二『新々ちょっといい話』(文春文庫,1987)
三遊亭円丈『師匠、御乱心!』(小学館文庫,2018)

ブックオフで、前者は108円、後者は美品460円ヤッタネ!!(v゚ー゚)ハ(゚▽゚v)ィェーィ♪ 落語は全く聴かないけど、
落語家の回顧録の類いは好きで、よく借りて読んでる(^^) 内容面の面白さ、優れた人物描写などなど、
三遊亭円丈『御乱心~落語協会分裂と、円生とその弟子たち』(主婦の友社,1986)が断トツで、次が
立川談四楼『シャレのち曇り』(文藝春秋,1990)かな(^^) 前者は落語協会分裂騒動、後者は立川談志
一門の落語協会脱会、ともに修羅場を主題化したものだから、意外な人間性も現われやすいしね(^_^;)
何度読んでも笑える『御乱心』、先代円楽の腹黒さを暴露したキワモノ本というのが世間的印象だけど、
本書からは円丈の魂の叫びが聞こえてくるし、なかなか深~いところもある名著だと思うv( ̄∇ ̄)ニヤッ

円丈の兄弟子の三遊亭好生は三遊亭円生一門を脱け協会に残ったために春風亭一柳と改名させられたが、

    四時少し前に、玄関の所にあの一柳が黒紋付姿で思いつめたように立っていたので、/
    「アッ、兄さん、そんな所に立っていないで、どうぞ、どうぞ!」/
    「あのゥ、おかみさんは」/「その応接間にいますヨ! どうぞ」/「じゃァ」/
    と意を決したように草履を脱ぎ、夫人の元に両手をつき、/「ごぶさたをしておりますが、
    師匠にお線香を上げさしていただいてよろしいでしょうか」/「好ちゃんかい、
    アーいいヨ、いいヨ。何かあったって今でもお父ちゃんの弟子なんだから、ぜひ線香を
    上げてやっておくれッ!」/「ハイ」/と答えて一柳は、線香を上げ両手を合わせた。
    目から大粒の涙をポロポロ流し、顔をクシャクシャにさせて泣いていた。その時の一柳の
    胸中を到底、推し量ることが出来なかった。一柳は、俺の何倍も円生にホレていたのだ。
    だからその何倍も円生を憎み、その円生から脱けようと思って尚脱けられないであせり、
    破門された悔しさ、断ち切れない思慕! その今の一柳の気持などとても想像することすら
    出来なかった。/でもわからなくても、俺はうれしかった。一柳が、帰って来た。俺には、
    これだけで充分だった。

美品が手に入ったのにメモってて涙が垂れちゃった(´;ω;`)ウッ… 2年後、春風亭一柳は自殺(-ω-、)

えくりぷす様が前にコメント欄で御教示して下さった通り、今回の文庫化では、色々と増補されていて
興味深い内容だけど、本文も「加筆・修正」されている由(@_@;) とりあえず、単行本と比較すると、
掲載されている一門の系図が、三遊亭円生一門のだけになってしまった点がマジ残念ですねぇ(´ヘ`;)

夫が亡くなった直後に、そのヘソクリを必死の形相で探してるモディリアーニの画を想像ヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ
と前に書いたけど(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2018-10-08 )、真打昇進時に
〈「これ、とうちゃんに内緒だよ」といって着物を二枚程貰った。〉という〈ちょっといい話〉も(^_^;)

今日は最高気温が20度を超えたとかヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ ニット帽をチョイスしたのは大失敗だったね(+_+)