風呂で本を読んでいて疑問点などが出てきた場合、どーするのかしら(@_@;) 小生は部屋読みなので
疑問点があれば直ちに書庫へ行って関連する文献をチェックするけど、まさかアルキメデスのように
裸のまま走って本棚まで行くのかしらヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ ま、そこまでする人、いるわけないよね(^_^;)
【昨日買った本&読んだ本】
滝田誠一郎『ビッグコミック創刊物語』(祥伝社黄金文庫,2012)
えくりぷす様が「180727読んだ本&買った本」のコメ欄で教えてくれた滝田誠一郎『ビッグコミック
創刊物語~ナマズの意地』(プレジデント社,2008)を図書館で借りて読んだら色々と興味深い内容
だったので、文庫版を購入(^^) ブックオフで見付からなくて、「VALUE BOOKS楽天市場店」で351円
と小生的にはチト高いけど、「非常に良い」なので注文(^_^;) 同ショップのコンディション評価は
厳格で信頼できたのに、本を読む際に左手の親指で押さえる部分に水分を吸った跡が最終頁近くまで
あって本自体も少々弛んでいるのが届いた(´ヘ`;) 同ショップは天声人語にも取り上げられたから、
増長して図に乗っちゃったのかしら(@_@;) 今後は同ショップに安易に注文できなくなるよ(-ω-、)
「コミック界のドン」と言われる名物編集者・小西湧之助によるビッグコミック誌創刊を描く本書(^^)
最終頁に「・・・を改題・加筆・修正しました。」と断り書きがある(@_@) 単行本は手元にないので、
対照できないけど、① 単行本にはビッグコミック誌やボーイズライフ誌(小西が創刊)などの表紙
画像のカラー口絵が4頁ほどあったが、本書には無いこと(+_+) ② 単行本の巻末には索引があったが、
本書には無いこと(-"-) ③ 単行本には無かった一頁大の漫画が本書には収録されていて、その作品は
さいとう・たかを『捜し屋はげ鷹登場!!』、石森(石ノ森)章太郎『佐武と市捕物控』、水木しげる
『妖花アラウネ』、手塚治虫『地球を呑む』、白土三平『野犬』の5つ(^^) ④ 単行本には無かった
夏目房之介「解説――『ビッグコミック』 マンガと劇画の競合」という『コミックパーク』サイトに
2009年3月掲載の書評を改題したものが本書の巻末には収録されている(^^) 他の異同は判らん(^_^;)
本書の「第8章 偉大なるマンネリ~変わらぬ編集スタイルで成功」から、長いけど引いておく(⌒~⌒)
他の雑誌[=他社の青年コミック誌]の変容ぶりを見ると、よけいに『ビッグコミック』
の変わらぬ編集スタイルが際だって見える。もちろん『ビッグコミック』も平均読者が
いまや46~47歳になり、もはや青年コミック誌とは呼べなくなっているのだが、基本的な
編集方針はこの40年間まったく変わっていない。まさに偉大なマンネリだ。裏を返せば、
時代が変わり読者が変わってもことさら変える必要のない編集方針を40年前に小西が作った
ということであり、自分が編集長のとき(68年2月~74年2月)はもちろん、歴代の編集長や
編集者にもその編集方針の徹底を地道に図ったからこそのマンネリである。それこそが
『ビッグコミック』における小西湧之助の最大の功績といえる。/地道な例を一つ。/
海外の漫画賞なども数多く受賞している谷口ジローの作品に『犬を飼う』(『ビッグ
コミック』91年6月25日号掲載)がある。佐藤敏章が『ビッグコミック』の8代目編集長に
なる前に手がけた作品だ。死期が近づいた14歳の老犬の日々衰えゆく姿と、愛犬を看取る
夫婦の姿を淡々と描いた珠玉の短編である。この作品が『ビッグコミック』に掲載された
直後、小西が佐藤のところへやってきて、「お前、これが『ビッグ』だよ、ありがとう」と
声をかけたそうだ。そうやって小西は自らのDNAを折りに触れて若い編集者に注入し、
創刊時の編集方針の徹底に努めてきたのである。
本書には記されてないが、この谷口ジローの短篇「犬を飼う」は、第37回小学館漫画賞審査委員特別賞
を受賞してる(^^) 同作品を収録した作品集『犬を飼う』(小学館ビッグコミックススペシャル,1992)
の帯に引かれていた副田義也による審査選評を次に孫引きしておくけど、全く異議なしである(^o^)丿
この作品で日本のマンガ文化は、その芸術的表現の極北に達したとおもっている。
これは生と死、愛と悲しみを描いて、心を深く撲つ作品である。
同書収録作品は次の通りで、ユキヒョウにまつわる最後の一篇を除く4作品は連作漫画なり(⌒~⌒)ニヤニヤ
「犬を飼う」「そして…猫を飼う」「庭のながめ」「三人の日々」「約束の地」
滝田誠一郎が日暮修一のビッグコミック表紙イラストに対し見当違いな読み解きを行なってること(-"-)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2018-08-07
小西湧之助と清水文人の笑えるエピソード、藤子不二雄Ⓐ『まんが道』への疑問その他について(@_@;)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2018-08-10
芸術新潮2017年7月号の第2特集「追悼! 谷口ジロー 挑戦するマンガ家の軌跡」についての紹介(⌒~⌒)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2017-06-24
お風呂から上がることなくスマホとかで疑問解決かしら(^_^;) VTRを見るとキセノンの負けかと(@_@;)
疑問点があれば直ちに書庫へ行って関連する文献をチェックするけど、まさかアルキメデスのように
裸のまま走って本棚まで行くのかしらヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ ま、そこまでする人、いるわけないよね(^_^;)
【昨日買った本&読んだ本】
滝田誠一郎『ビッグコミック創刊物語』(祥伝社黄金文庫,2012)
えくりぷす様が「180727読んだ本&買った本」のコメ欄で教えてくれた滝田誠一郎『ビッグコミック
創刊物語~ナマズの意地』(プレジデント社,2008)を図書館で借りて読んだら色々と興味深い内容
だったので、文庫版を購入(^^) ブックオフで見付からなくて、「VALUE BOOKS楽天市場店」で351円
と小生的にはチト高いけど、「非常に良い」なので注文(^_^;) 同ショップのコンディション評価は
厳格で信頼できたのに、本を読む際に左手の親指で押さえる部分に水分を吸った跡が最終頁近くまで
あって本自体も少々弛んでいるのが届いた(´ヘ`;) 同ショップは天声人語にも取り上げられたから、
増長して図に乗っちゃったのかしら(@_@;) 今後は同ショップに安易に注文できなくなるよ(-ω-、)
「コミック界のドン」と言われる名物編集者・小西湧之助によるビッグコミック誌創刊を描く本書(^^)
最終頁に「・・・を改題・加筆・修正しました。」と断り書きがある(@_@) 単行本は手元にないので、
対照できないけど、① 単行本にはビッグコミック誌やボーイズライフ誌(小西が創刊)などの表紙
画像のカラー口絵が4頁ほどあったが、本書には無いこと(+_+) ② 単行本の巻末には索引があったが、
本書には無いこと(-"-) ③ 単行本には無かった一頁大の漫画が本書には収録されていて、その作品は
さいとう・たかを『捜し屋はげ鷹登場!!』、石森(石ノ森)章太郎『佐武と市捕物控』、水木しげる
『妖花アラウネ』、手塚治虫『地球を呑む』、白土三平『野犬』の5つ(^^) ④ 単行本には無かった
夏目房之介「解説――『ビッグコミック』 マンガと劇画の競合」という『コミックパーク』サイトに
2009年3月掲載の書評を改題したものが本書の巻末には収録されている(^^) 他の異同は判らん(^_^;)
本書の「第8章 偉大なるマンネリ~変わらぬ編集スタイルで成功」から、長いけど引いておく(⌒~⌒)
他の雑誌[=他社の青年コミック誌]の変容ぶりを見ると、よけいに『ビッグコミック』
の変わらぬ編集スタイルが際だって見える。もちろん『ビッグコミック』も平均読者が
いまや46~47歳になり、もはや青年コミック誌とは呼べなくなっているのだが、基本的な
編集方針はこの40年間まったく変わっていない。まさに偉大なマンネリだ。裏を返せば、
時代が変わり読者が変わってもことさら変える必要のない編集方針を40年前に小西が作った
ということであり、自分が編集長のとき(68年2月~74年2月)はもちろん、歴代の編集長や
編集者にもその編集方針の徹底を地道に図ったからこそのマンネリである。それこそが
『ビッグコミック』における小西湧之助の最大の功績といえる。/地道な例を一つ。/
海外の漫画賞なども数多く受賞している谷口ジローの作品に『犬を飼う』(『ビッグ
コミック』91年6月25日号掲載)がある。佐藤敏章が『ビッグコミック』の8代目編集長に
なる前に手がけた作品だ。死期が近づいた14歳の老犬の日々衰えゆく姿と、愛犬を看取る
夫婦の姿を淡々と描いた珠玉の短編である。この作品が『ビッグコミック』に掲載された
直後、小西が佐藤のところへやってきて、「お前、これが『ビッグ』だよ、ありがとう」と
声をかけたそうだ。そうやって小西は自らのDNAを折りに触れて若い編集者に注入し、
創刊時の編集方針の徹底に努めてきたのである。
本書には記されてないが、この谷口ジローの短篇「犬を飼う」は、第37回小学館漫画賞審査委員特別賞
を受賞してる(^^) 同作品を収録した作品集『犬を飼う』(小学館ビッグコミックススペシャル,1992)
の帯に引かれていた副田義也による審査選評を次に孫引きしておくけど、全く異議なしである(^o^)丿
この作品で日本のマンガ文化は、その芸術的表現の極北に達したとおもっている。
これは生と死、愛と悲しみを描いて、心を深く撲つ作品である。
同書収録作品は次の通りで、ユキヒョウにまつわる最後の一篇を除く4作品は連作漫画なり(⌒~⌒)ニヤニヤ
「犬を飼う」「そして…猫を飼う」「庭のながめ」「三人の日々」「約束の地」
滝田誠一郎が日暮修一のビッグコミック表紙イラストに対し見当違いな読み解きを行なってること(-"-)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2018-08-07
小西湧之助と清水文人の笑えるエピソード、藤子不二雄Ⓐ『まんが道』への疑問その他について(@_@;)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2018-08-10
芸術新潮2017年7月号の第2特集「追悼! 谷口ジロー 挑戦するマンガ家の軌跡」についての紹介(⌒~⌒)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2017-06-24
お風呂から上がることなくスマホとかで疑問解決かしら(^_^;) VTRを見るとキセノンの負けかと(@_@;)