また唸り声が聞こえたので外に出ると、例のリード無しでのお散歩猫さんが独りで闊歩してた( ̄◇ ̄;)
ということは、先日のは実は猫さんの方が人間を散歩させていたのかも∑( ̄ロ ̄|||)なんですと!?
いつのまにか、ここは猫の惑星にヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ それにしても、拙宅の壁は薄いみたいだね(ノ_-;)ハア…

翠雀様のブログ「お道具屋◆翠雀の骨董生活2」の御教示により、「日本野鳥の会」に申し込んだら、
無料の小冊子『こんにちはスズメ』が届いたよ\(^o^)/ スズメちゃん、メチャ可愛いよぉ(〃'∇'〃)
同冊子が〈スズメは、「チュン、チュン」以外にもいろんな声を出します。〉と記してるように、その
鳴き声は「チュン、チュン」と聞こえるんだけど、金田一春彦『ことばの歳時記』(新潮文庫,1973→
1992改版)の5/23の「ツバメ」の稿には、「サ行の子音は古くはチャ行の音だったという学説がある。
そうすると、チューチューと鳴く鳥がチュジュメすなわちスズメで、・・・」とあるんだよね(@_@;)

【買った本&読んだ本】

井上宗雄(全訳注)『増鏡(上)』(講談社学術文庫,1979)

↑お気付きかしら(^_^;) 井上宗雄は拙ブログに何回も登場してるよ(^^) 井上宗雄『平安後期歌人伝の
研究 増補版』(笠間書院,1988)は何度も引用したし、井上宗雄(校注・訳)『新編日本古典文学全集
49 中世和歌集』(小学館,2000)も先日購入したばかりだし、井上宗雄『百人一首~王朝和歌から中世
和歌へ 古典ルネッサンス』(笠間書院,2004)も購入後に取り上げたから、彼は和歌が専門の研究者と
判るはず(^^) 増鏡という歴史物語の訳注を和歌の研究者が担当した意味をどう解するべきかしら(@_@)
畑違いであり不適格・不適任では?と考えるべきかしら(@_@;) 石田三成の「大一大万大吉」について
前原正美なる大学教授の唱えた説が定説であるかのように現在ネット上では言われてるけど、この方の
御専門は経済学で歴史学ではないし、その説を初めて提唱した御著書は「前原出版」という聞いたこと
もないところから刊行されたもの(しかも、出版社名と著者の名字が同じなのは偶然?)(@_@) それに
対し、本書は講談社学術文庫だからね(^_^;) 坂本太郎『史書を読む』(中公文庫,1987→1992三版)の
「増鏡」の項には、次のような記述もある(^^)

    [増鏡の]著者については、・・・書中、和歌を挙げることが多いので、
    和歌に関心の深かった人であることは確かだが、・・・

今まで取り上げてきた平家物語や今鏡と同様に増鏡を読み解くには和歌の知識も必要というわけだ(^^)
井上宗雄のこと知らなくても、本書の奥付を見れば、井上宗雄は「国文学(中古・中世和歌史)専攻」
と明記してあるし、その分野の著作も例示列挙されてる(^^) ところが、看板にも魚屋と書かれている
魚屋さんにやって来て、野菜を買いに来たのに売ってるのは魚ばかりじゃんか!と筋違いなコメントを
寄せて低い評価を点けてるレヴューがあったけど、もっと魚を食べれば少しは頭が良くなるかも(^o^)丿
ただ、公平を期すため、引用しておくけど、坂本・前掲書の増鏡に対する評価は大鏡よりも低い(^_^;)

    しかし、今度改めて『増鏡』を通読してみると、『今鏡』や『水鏡』にはまさっている
    であろうが、『大鏡』には到底及ばない。『大鏡』の批判的精神などは忘れ去った
    編年体の単調な歴史書で、善意の歴史という点で『栄花物語』に近い書物であるという
    感触を強く抱いた。ただ扱っている時代[=後鳥羽院以降]の性格からいって、武家の
    ことに触れなければならぬ。『今鏡』のように武家を無視してはいないが、本心は
    公家本位の歴史書でありたい。王朝の盛時を飽きることなく反芻して、その楽しみに
    浸りたいという公家一般の願望を歴史をかりて述べている書物と見た。

とはいえ、御覧の通り、やはり王朝和歌の知識が不可欠なことも充分に読み取れると思うけどね(^_^;)

本書の特色は「まえがき」に「『増鏡』の本文は、古本系と増補本系とに分けられる。・・・古本系の
本を底本にはしたが、増補本系にのみ存する部分を、付載して現代語訳を試みた・・・」とある点(^^)

状態は「良い」だけど、バリューブックスは信用できる出品者で、目次と章見出しの一部に蛍光ペンか
色鉛筆かで記号が書き込まれてた程度で問題なし(^^) 楽天には送料無料で1727円で出品されてたのが、
何故かアマゾンでは377円+送料等350円の727円で出たから、速攻でクリックして、ギフト券払い(^^)
なお、同封の納品書の裏面は「納品書のウラ書き」と題した図書紹介のコラムに今回からなってた(^^)

今日も身体を休めたけど、石ノ森章太郎『番長惑星』(竹書房文庫,1995)全3巻でも読もうかな(^_^;)