火中の栗を拾う? いや、飛んで火に入る栗山千明というべきか(@_@;) 誰が演じたとしても必ず文句
が出るであろう実写版のメーテル役を栗山千明はよく引き受けたね(^_^;) ファンじゃないけど、彼女が
歌った機動戦士ガンダムUC(episode1)の主題歌「流星のナミダ」は好き(^^) 昼食後の読書タイム、
その次のKyleeの曲が一番好きなのに意識が消え、気付いたらCHEMISTRY「merry-go-round」に(-ω-、)
某税金の第1期分を納入したが、毎期その領収証書を貼付台紙に次々と糊付けしていくのは愉しい(^_^;)

【読んだ本】

小林信彦『女優で観るか、監督を追うか~本音を申せば⑪』(文春文庫,2018)所蔵本

2014年11月分に入り、「映画の文庫本の数々」('14.11.6号)から読んだよ(^^) 先ずは送られてきた
ワイズ出版映画文庫の『遊撃の美学 映画監督中島貞夫』(河野眞吾が「質問をしてまとめた本」)の
紹介(^^) 中島監督が、東大卒なのはどーでもいいけど、「千葉県東金市の生れで、東金中学から都立
日比谷高校に進む。」とあるのが、個人的には、へぇ~( ̄◇ ̄;) 続いて、「円谷英二の仕事ぶりと
死を描く前半が面白い。」という『特技監督 中野昭慶』ワイズ出版映画文庫を再び紹介し始める(^^)

    これは〈技術の本〉といってもよいと思うが、たとえば丹波哲郎の口調が例の
    〈丹波調〉になったのは、「人間革命」の戸田城聖役に入れ込んでいたからだ、
    といった説明は、単なる〈技術〉の人ではできないと思う。

最後に、海外の映画本(例えば、スクリューボール・コメディ本の)の翻訳と、60年代のアメリカの
テレビ番組を視たいという二つの希望を小林信彦は記していた(^^)

「ぼくの知らない植木等作品」('14.11.13号)は、伊集院光がラジオで「踊る! さんま御殿!!」を
ホメてた話が枕^_^; メインは「全部観ていると思っていた」植木等の映画に「例外があった」として、
降旗康男監督の「本日ただいま誕生」の紹介(^^) 「植木さんとしては、〈本当にやりたい映画〉では
なかったかと思う。」とする(^^)

    植木等の映画といえば、「日本一の男の中の男」(六七年)までは間違いなく
    ヒットしていた。ヒットの一本目は「ニッポン無責任時代」(六二年)だから、
    これは大変なことである。一九六〇年代はとにかくヒットの連続で、七〇年代
    に入ると彼は地味な松竹映画に出ることになる。

最後は善光寺 → 妙高市 → 長岡の話で〆る(^^) 毎度お馴染みの長岡のホテルの〈鉄板焼き〉^_^;

「アメリカン・ポップスの黄金時代」('14.11.20号)は、送られてきたというウィリアム・ジンサー
『イージー・トゥ・リメンバー アメリカン・ポピュラー・ソングの黄金時代』国書刊行会の紹介から
始まる(^^)

    ・・・日本は戦争に負けて、ラジオから流れる音楽が変った。軍歌のたぐいは一切
    いけない。といって、新しい歌はない。/よく「リンゴの歌」が流行したといわれるが、
    故小沢昭一さんはちがうと言っていた。ぼくも、あの歌は、NHKの舞台から並木路子が
    リンゴを客席にばらまき、飢えた観客が騒然となった放送で記憶している。あるいは
    松竹の「そよかぜ」(敗戦後二本目の映画)の中で歌われて広まったのかもしれない。
    なにしろ、当時、映画は歌を広めるためのものみたいだった。

青木啓の『アメリカン・ポピュラー』誠文堂新光社と、同『ブロードウェイ・ミュージカルのすべて』
ヤマハミュージックメディアに言及(^^) 〈それまで軽く見られていたミュージカルの評価を一変させ
たのが一九二六年のエドナ・ファーバーのベストセラー小説「ショウ・ボート」。〉_φ( ̄^ ̄ )メモメモ

ラストが「日本の若い女優たち」('14.11.27号)だが、その書き出しには苦笑させられたぞ(^_^;)

    どこかで、いきなり、/「あなた、堀北真希が好きなんでしょう」/と声をかけられた
    ことがある。/なぜこういうことを言うのか、とぼくは考える。/「そうですよ」と
    答えるのは、なにか、おかしい。彼女の映画の大半は観ているつもりだし、テレビドラマも
    初めから観ているが、簡単に肯定したくない気もある。

あれだけ力入れて書いてるんだから、この連載を読んでれば、誰もが、そう「声をかけ」るはず(^_^;)
自分が他人からどう見られてるのか分からない、客観視できない人間も珍しいよね(^_^;) 堀北真希の
映画「麦子さんと」(吉田恵輔監督)の話が延々と続き、小生は全く興味ナッシングですよ(-ω-、)
最後に〈いま、日本の若手女優は豊富なので、ひとりひとりあげていったらきりがないが、「愛と誠」
「るろうに剣心」の武井咲[えみ]という人は良いと思っている。あくまでも、主観ですが。〉とも
あるが、結局、例によって、綾瀬はるか(「きょうは会社休みます。」)の話で本篇を〆てた(´・_・`)

【2014年11月読了】

◎宮城谷昌光『三国志』第四巻(文春文庫,2009)所蔵再読
〇森下賢一『偉人の残念な息子たち』(朝日文庫,2012)
 ⇒ http://yomunjanakatsuta-orz.blog.so-net.ne.jp/2015-05-07
  ※ 書名に偽りあり、かと(^_^;)
・森下賢一『骨肉 父と息子の日本史』(文春新書,2005)
 ⇒ http://yomunjanakatsuta-orz.blog.so-net.ne.jp/2015-05-03
  ※ 誤植や間違いだらけの愚書としか言いようがない(-"-)
〇早坂吝『○○○○○○○○殺人事件』(講談社,2014)
 ※ 早坂吝『虹の歯ブラシ~上木らいち発散』(講談社,2015)は最初から最後まで退屈だったけど
  ( ⇒ http://yomunjanakatsuta-orz.blog.so-net.ne.jp/2015-04-23 )、本書はリーダブルだが
   ラストで「余りのバカバカしさに今までに体験したことのない脱力感に」と上記記事に(^_^;)
◎宮城谷昌光『春秋の名君』(講談社文庫,1999)所蔵
◎宮城谷昌光『呉越春秋 湖底の城 一』(講談社文庫,2013)所蔵
◎宮城谷昌光『呉越春秋 湖底の城 二』(講談社文庫,2013)所蔵
◎宮城谷昌光『呉越春秋 湖底の城 三』(講談社文庫,2014)所蔵
◎倉田耕一『アメリカ本土を爆撃した男~大統領から星条旗を贈られた藤田信雄中尉の数奇なる運命』
     (毎日ワンズ,2014)
◎宮城谷昌光『沙中の回廊』上(文春文庫,2004)所蔵
◎宮城谷昌光『沙中の回廊』下(文春文庫,2004)所蔵

夕方から頭痛がする上、今メチャ気持ち悪くて、鼻水と吐き気が(+_+)