「佐川君からの手紙」が何故か届かなかったなぁ(-ω-、) 税務署から確定申告の案内のハガキが毎年
届いてたんだけどね(´・_・`) といっても、勿論、国税庁長官じゃなく地元の税務署からだけど(^_^;)
もう新元号は「幸福」でいいんじゃね、などとアホなことを考えたりする今日この頃である(-ω-、)

【読んだ本】

小野尚子&本橋弥生&阿部賢一&鹿島茂『ミュシャ パリの華、スラヴの魂』(新潮社とんぼの本,2018)

昨年の「ミュシャ展」(国立新美術館)の目玉だった「スラヴ叙事詩」の7点目「クロムニェジーシュ
のヤン・ミリーチ」という作品に関し、同展公式カタログとされる国立新美術館ほか編『ミュシャ展』
(求龍堂,2017)の解説が、芸術新潮2017年3月号の特集「秘められたミュシャ~パリで咲かせた華、
スラヴに見つけた星」の作品解説と食い違うことを指摘(170409読んだ本&買った本)し、更に、本書
の作品解説(兵庫県立美術館学芸員・小野尚子)とも異なることを指摘(180304読んだ本)した(^^)
本書の解説が正しいのなら、当該作品の主題なのに、ミュシャ展の会場でも、「図面を持つ作業員」に
すぎない人物を、聖人とされる「伝道師」であると、会期中に入場した661,906人に対し、間違った
説明をしてたことになるヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ 絵画作品の解釈は専門家の間でも一致しないことは勿論ある
わけだが、そのように学説が対立している状況について一切触れることなく、自説しか記さない唯我
独尊な公式カタログの執筆態度・姿勢に対し、疑問を呈した次第であるヾ(`◇´)ノ彡☆コノ!バカチンガァ!!

次に「スラヴ叙事詩」の14点目「ニコラ・シュビッチ・ズリンスキーによるシゲットの対トルコ防衛」、
前掲・芸術新潮には次のような記述があった(´・_・`)

   1556年、スレイマン大帝率いるオスマン帝国の大軍が、ハプスブルク家治下の
   ハンガリーに攻め込んだ。炎の色に染まった本作が描くのは、同国南部の
   シゲットの攻防戦。中央左寄り、両手をまっすぐ広げ、仁王立ちになっているのが、
   防衛側の指揮官であるクロアチア総督ズリンスキーだ(被弾した瞬間との説も。
   43頁下の部分図でご確認を)。・・・

前掲・公式カタログも同作品の中の同じ人物をズリンスキー総督と図示しており、食い違う点としては

   また本書[=公式カタログ]の「《スラヴ叙事詩》の舞台となった場所」
   という地図の⑭「ニコラ・シュビッチ・ズリンスキーによるシゲットの
   対トルコ防衛」が、[前掲・]芸術新潮に載っているコラム「国境を超えて
   広がる《スラヴ叙事詩》の舞台」の地図で示されてる場所と微妙に異なる^_^;

という点のみ、前に指摘した(´・_・`) ところが、本書の作品解説の本文(72頁)には、

   要塞の奥では兵士たちが剣を振りあげ、鬨[とき]の声をあげています。
   その中心で羽飾りをつけた帽子を被り、豊かな髭をたくわえて立っているのが
   将軍ニコラ・シュビッチ・ズリンスキーです。かろうじて全身像が認められる
   ほど遠くにいますが、それでも威厳のある佇まいが伝わってきます。

とある( ̄◇ ̄;)エッ!? そして、73頁で「クロアチアの将軍ニコラ・ズリンスキー」と図示する人物は、
前掲・芸術新潮や前掲・公式カタログとは異なっていたし、更に、同頁の部分拡大図には、

    羽飾りのついた帽子をかぶって堂々と立つ男性がズリンスキーか。
    彼を取り囲む兵の中には拳を突き上げる者も。

という非常に説得力のあるキャプションが付されていたぞ∑( ̄ロ ̄|||)なんですと!?

国立新美術館も税金で運営されてるのなら、公式カタログ執筆者を証人喚問して真相を明らかに(^_^;)

【買った本】

江崎俊平『若殿千両笠』(春陽文庫,1989)

279円「良い」をポイント使って200円(´・_・`) 中の方までヤケてるし、最終頁が割れかかってる(..)
今月末期限ポイントの有効活用だけど、著者も本作品も知らず、表紙が堂昌一ゆえのジャケ買い(^_^;)

予報通りで20度を余裕で超えて5月並みの暑さだった^_^;