楽天お買い物マラソン事前スロット、当たったのはポイントじゃなく車(ノ ̄皿 ̄)ノナンデヤネン!┫:・’
屑本もよく引いちゃうしさ(-ω-、) 萩尾望都『王妃マルゴ⑥』が予約可能にならないとなぁ(´・_・`)
もし10倍やるショップがあったら、ドカーンとチト高~い本を注文してやるからなo(-`д´- o)カモーン!!

【読んだ本】

植木久行『唐詩歳時記』(講談社学術文庫,1995)所蔵本

寝床に入る前、読む本を物色してて何気に手にした本書を披いてゲロゲロっと思ったの巻( ̄◇ ̄;)エッ!?

    夜雪      夜の雪     白居易

   已訝衾枕冷  已に訝[いぶか]る 衾枕[きんちん]の冷ややかなるを 
   復見窓戸明  復た見る 窓戸[そうこ]の明らかなるを
   夜深知雪重  夜深けて 雪の重さを知る
   時聞折竹声  時に聞く 折竹[せつちく]の声

   なぜか布団が寒く、窓のあたりが、ひときわ明るい。夜もふけたころ、
   雪の重さにたえかねて、時おり竹の折れる音がひびきわたる。
   雪がかなり降りつもってきたらしい。

本文は次のように解説している(^^)

   詩は、眠りからふとめざめた時の光景であろう。身にしみる底冷え(触感)。
   白い雪明り(視覚)。時おり折れる竹のひびき(聴覚)。雪の重さにたえかねて
   折れる竹の鋭い音は、雪の夜の深いしじまを破って、また限りない静けさにもどる。・・・   

美しい詩と明解な解釈、う~ん、トレビア~ン! でも、読んだ瞬間、みどりん、ゲロゲロと思って、
それから一時間余、寝床に入れず、色んな本を確認しまくって、寝不足になっちゃったよ(ノ_-;)ハア…

何故かと言えば、千載和歌集に入っている坂上明兼の次の歌(歌番号464)を御覧あれ(+_+)

   呉竹の 折れ伏す音の なかりせば 夜ぶかき雪を いかで知らまし

一目瞭然だろうけど、念のため、片野達郎&松野陽一(校注)『新 日本古典文学大系 千載和歌集』
(岩波書店,1993)の脚注の現代語訳を引いておくと、

   呉竹の折れ伏す音を聞かなかったならば、夜更けの深い雪をどうして知ったであろうか。

どう見ても白楽天「夜雪」の翻案(パクリ)かと^_^; とはいえ、翻案と断定するのは不可能だから、
〈「夜深知雪重 時聞折竹声」(白楽天・夜雪)の翻案か〉とか〈・・・によるか〉等といった注記が
なされるわけだけど、『新 日本古典文学大系 千載和歌集』の脚注は全く触れてないヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ

久保田淳(校注)『千載和歌集』(岩波文庫,1986)の脚注も同様だが、補注には次のようにある(@_@)

   参考、夜の雪 降る雪や降りまさるらむ夜ふけて籬の竹のひとよ折るなる(能因集・中)

うーん、この「夜の雪」は白楽天「夜雪」を指しているのかしら(@_@;) フツーは原題=「夜雪」で
記すし、そもそも「白楽天」or「白居易」と記さず「夜の雪」だけじゃ、白楽天の詩と判らぬだろうし
(『新 日本古典文学大系 千載和歌集』がその証左)、思い付くのはせいぜい演歌(大月みやこ)^_^;

国文学者の視野の狭さは再三指摘してきたところだけど、そんな国文の出身だと国語(古文)の教師も
同様に視野が狭くて魅力のない授業しそう(´・_・`) 趣味で調べただけゆえ、誤りあれば謝るけどさ(..)

昼からポツポツ降り出して予定が潰れた(+_+) しかも今夜は大雪注意報が出てるよ(+_+)