では、問題です(^^) Amazonトップカスタマーレビューによる次のレヴューの誤りを指摘しなさい(^^)
〈定家撰「百人秀歌100首」、「百人一首100首」と和歌数は豊富で、解説も参考になります。〉(゚ロ゚;)

【買った本&読んだ本】

樋口芳麻呂(校注)『王朝秀歌選』(岩波文庫,1983)
久保田淳(校訂・訳)『藤原定家全歌集』下(ちくま学芸文庫,2017)

ともに新品を1948ポイント投入で計860円(^^) 『王朝秀歌選』は古本で買う予定だったが、なかなか
妥当な値段のが出てこず、今回のセールで10倍になったし、送料無料にするために、併せて注文^_^;
この本のAmazonトップカスタマーレビューに上記一文があるが、百人秀歌が101首なのは和歌の常識で
(百人秀歌の一番最後の歌[入道前太政大臣藤原公経の「花誘ふ嵐の庭の雪ならで ふりゆくものは
我が身なりけり」]の頭にも「101」とある)、しかも百人秀歌と百人一首とは97首が重複するから、
この2つの秀歌選を例に挙げて「和歌数は豊富で」と評するのはチト愚かすぎないか(゚ロ゚;)バカハッケン!?
以上の2つの事実は百人秀歌の冒頭の解題でも紹介されていて、この本を読んでも見てもいない輩の
レヴューが「トップ」になれるのだから、世の中ちょろいっすね(⌒~⌒)ニンマリ さて、この本は8種の
秀歌選を収録してるわけだが、別のレヴュアーが〈八代集etc.の「いいとこどり」(もちろん選者の
主観にも左右されるが)をしたアンソロジー〉と評しているけど、新古今集の一ファンからすると、
有名な秀歌が悉く載ってなくて、「いいとこどり」は過褒(←この言葉が出ないぞ!)かと愚考^_^;
個人的に重宝しそうなのは巻末の「作者別索引」で、略伝が付いてる点もそうだけど、名前の読み方
まで出ているのはありがたいな^_^; 昨夜も寝床で本を読んでて、菅原道真の「すがわらみちざね」
というルビに、あれれ!?と思ったわけ(@_@) でも、寒くて布団から出たくないから、枕元にある樋口
芳麻呂&後藤重郎校注『定家八代抄―続王朝秀歌選―』(岩波文庫,1996)を見たけどルビが無くて、
石田吉貞は振り仮名まで書いていたと思って、布団の中から手を伸ばして、『新古今和歌集全註解』
(有精堂出版,1960)を取って披いたけど、作者名は「菅贈太政大臣」なので判らず仕舞い(@_@;)
この本を枕元に置いとけば、正しくは「すがわらのみちざね」であることは即確認可能(^^) ただ、
『定家八代抄―続王朝秀歌選―』下巻の表紙カヴァーで紀貫之を「貫行」と誤記したような、腐った
出版社だから、あまり頼りにならないけどね^_^; 『藤原定家全歌集』は楽天のセールの度に買うか
悩んでた本(@_@;) 何せ現物を見たことがなくて、図書館で元本(河出書房新社)は見たんだけど、
あまり食指が動かない(..) 藤原定家の歌で、いいなぁと思うのは新古今集に入ってる「見わたせば
花も紅葉もなかりけり浦のとまやの秋の夕暮」ぐらいで(この本の上巻に載っていて、「見わたすと、
花も紅葉も、はなやいだ色彩は何も無い。ただ漁師の苫屋がぽつんとあるだけの、海浜の秋の夕暮の
風景。」という全然秀歌っぽくない訳になってる!)、少しは勉強しようかと思い、今回は10倍だし、
満を持して注文^_^; ところが、朝にはあったのに昼に注文しようとしたら上巻在庫切れ((;゚Д゚)ヒィィィ!

久保田淳(校訂・訳)『藤原定家全歌集』上(ちくま学芸文庫,2017)

送料無料の楽天ブックスが5倍だったから注文(新品1944円)したけど、95ポイントの逸失利益(T_T)
第一刷だったのも残念(下巻は第二刷だった)(+_+) 辞書や辞典と同様に第一刷は避けたかった(..)

今朝は氷点下(+_+) 年賀ハガキを従来の52円で送れるのは12月15日~来年1月7日投函分_φ( ̄^ ̄ )メモメモ