「大暴れした怪獣ツァラトゥストラは、善悪の彼岸でひと休みする」をTV視てて思い出した(^_^;)
《夜7時、新宿「ボン」で稲葉[由紀→明雄]、筒井康隆と落ちあい、冗談に耽ける。/中央公論社が
〈読み易い「ツァラトゥストラ」〉を出したが、いまどきの若者がニーチェを読むだろうか。おそらく
怪獣とまちがえるだろう、といったジョークがエスカレートし、ゴジラ対ツァラトゥストラだとか、
ツァラトゥストラの逆襲とか、殆ど無限にパロディが出てくる。このネタ一つでえんえんとつづき、
ステーキ&ピザの「カサ・エスキニータ」で真夜中に終る。稲葉は笑い過ぎて、涙がとまらない。/
私が気に入ったのは稲葉氏の次のジョークだ。》として冒頭の一文が出てくるのだが、何度読んでも
笑える(^^) でも、今や何を言ってるのか解らない人の方が多そう(´・_・`) 小林信彦『1960年代日記』
(ちくま文庫,1990)の1966年3月16日から引いたが、筒井康隆「火星のツァラトゥストラ」に関する
〈伝説〉が「・・・誤解である。」ことを指摘した〈注〉も付されてる(@_@;) ルパンつまんね(..)

【読んだ本】

杉本苑子『続今昔物語ふぁんたじあ』(講談社文庫,1978)所蔵本

「犬がしらの絹」を読了(^^) 雉女は浮気相手の居候・李朋昌と、生糸の仲買いを営む夫・安麻呂を
亡き者として財産を手に入れることを謀り、手始めに妾の鶴女を追い出そうと、安麻呂が鶴女に飼育
させてる蚕を毒薬を用いて全滅させて安麻呂を怒らせる作戦を実行し、まんまと鶴女を追い出すこと
に成功・・・この奇談は面白いね(^^) 調べると、今昔物語にある元ネタを微妙にアレンジした上で、
説話っぽくホラーな結末に改変してた(^_^;) 鶴女が蚕に話しかけるとこがメチャクチャ可愛い(^^)

今日も疲れた(+_+) 冷え症対策に明日からツムラ温経湯106番を今季も服用する(-ω-、)