「庄司薫」と聞いて思い出すのは? 黒いタートルネック・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;お前は、柴門ふみかよ!
「この冗談通じる人間が今日本にどのくらいいるかしらね」と『女ともだち④』(双葉社,1987)^_^;

【読んだ本】

井上宗雄『百人一首~王朝和歌から中世和歌へ 古典ルネッサンス』(笠間書院,2004)所蔵本

本書は面白い(^^) 「連続講演」を基に執筆したものゆえ、「はしがき」にあるように「・・・筋道
にも、明晰でない所が当然・・・」あるし、気になる点も無いわけじゃないけどさ^_^; 講演なるが
ゆえに専門書にはない面白さも(^^) 他の研究者の説も結構紹介してるんだけど、例えば、「・・・
それを最初に明確に一貫させたのは、島津忠夫さんで、・・・これ[島津忠夫(訳注)『百人一首』
(角川文庫,1969)]が出たときは私は本当にやられたという感じがいたしました。すごいなあとも
思いましたね。」といった具合で、井上宗雄の人柄も伝わってくる(^^) その昔、憲法学の権威だった
芦部信喜が憲法の体系書を出す前、その授業か何かを聴講した学生達によって纏められた講義録が
本郷の東大生協で販売されてて、他大の学生も買いに行ったもんだが、こーゆー面白さは無かったと
記憶している(..) 憲法学者に対しては教条主義的な堅物のイメージしかないけど( ← 失礼m(__)m)、
宮沢俊義『法律学全集4 憲法Ⅱ[新版]』(有斐閣,1974新版再版)の「学問の自由」の節には、何と
〈この点については、一九六〇年代の終りに全国の各大学に起こった大学紛争――「ゲバ」などという
新語で日本語のヴォカビュラリー[ママ]を豊富にした――を機縁として、・・・〉とあるぞ(゚o゚;)
この「法律学全集」って、アノお堅~い有斐閣の「創業80周年記念出版」だし、宮沢俊義は(小生は
好きじゃないけど)日本の憲法学の泰斗なのに、こんなユーモアを潜ませるなんて、凄いよね(^。^;)

えぇっ!?「ゲバ棒」も聞いたことないですとぉ(゚ロ゚;)マジ!? ゲバ棒や昭和は遠くなりにけり(´・ω・`)