皆で頑張って節約してるのに何でブックオフに寄るのよ!(ノ`m´)ノ ~┻┻ (/o\) スズミタクテ!!
図書館よりもブックオフの方が冷房がガンガン効いてる気がして、つい寄ってしまった(-ω-、)

【買った本&読んだ本】

稲垣吉彦『ことばの四季報』(中公文庫,1985)
次田真幸(全訳注)『古事記(上)』(講談社学術文庫,1977)

ブックオフで各110円(^_^;) 『古事記』は、カードで110円もナンなんで、ついでに買っただけ(^_^;)

    一頁一話、三三〇話。ふだん何げなく使っている古いことば新しいことばを追って、
    その思わぬ来歴や関連を展開する。それはまた生きた社会史であり、ことばの楽しい
    考現学である。

と表紙カヴァー裏にある『ことばの四季報』、購入の決め手は巻末に「出典一覧」「索引」があり、
「索引」は立項されたことば以外も拾っていて、例えば、「足袋と手袋」という項で言及されている
「訳者は裏切り者」という「イタリアのことわざ」といったのも出てるから、色々と便利かと(^_^;)

「考現学」とあるように、現代(今現在から見れば、もはや大昔だが)を理解するための事典(^_^;)
例えば、小林信彦『現代〈死語〉ノート』(岩波新書,1997)から引く(^_^;)

     〈アメション〉(一九五〇年・昭和二十五年)
    占領下の日本では、代議士、公務員、芸人が次々とアメリカへ渡った。箔をつけるためで、
    アメリカへ行ってきたことが一流の証拠とされた。アメリカへ行ってションベンをしてきた
    だけだろうというからかいの意味がこの言葉にこめられている。

同書はもともと「体験的〈死語〉ノート」として連載されたものらしいから、仕方がないんだけど、
本書の「初出探訪」という項では次のような説明がなされている(^_^;)

    /戦後、「アメション」という流行語がはやった。ちょっとアメリカへ行ってきた人
    のことである。これといって得てきたものとてなく、まるで小便しに行ったような
    ものだという意味で、流行の時期は昭和二十五年である。・・・また、のち「ション」
    までいかずボタンに手をかけただけの「アメボタン」なる派生語も現われた。/
    ところが、上田朝一氏は、この「アメション」は戦前すでにあったことばだといって
    いる*。昭和六年発行の『モダン語漫画辞典』に出ているというのだ。/・・・

モチ巻末「出典一覧」に〈*「アメションの復活」『放送文化』(昭和48・1)〉と記されてる(^_^;)