虚偽説明を反省し馬鹿正直に答えて「犬が心配だった」と(゚ロ゚;)ヾ(-_-;)馬鹿正直どころか馬鹿だろ!
他人の家の門扉の前でオシッコや糞をさせてく飼い主も結構いるしなヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカイヌシガァ!!

【読んだ本】

『ビアズリーと世紀末展』(1997年)所蔵本

「有名なビアズレーの挿絵をすべて収録。」と表紙カヴァーにあるワイルド(福田恆存訳)『サロメ』
(岩波文庫,1959)の巻末の「解題」で、「揷繪とは言つても、いづれも作品の筋や性格を追ふもの
ではなく、ワイルドの『サロメ』に想を得たビアズレー獨自の作品であり、中には作者のワイルドを
嘲笑して戯画化したものまである。しかし、内容に關係がないといつても、出來るだけ關聯ある場所
に排列しておいた。」と福田恆存は記している(^_^;) 本書は、1997年~1998年に伊勢丹美術館、奈良
そごう美術館、岐阜県美術館で順次開催された「ビアズリーと世紀末展」のカタログで、内容は非常
に充実している感(⌒~⌒) 河村錠一郎による作品解説にも次の件が(^_^;)

    ・・・ビアズリーはワイルドの文章から離れて自由に独自のイメージを展開した。
    たとえば,《ベリーダンス》(cat.no.52)の奇怪な小人は戯曲には登場しないし,
    《サロメの化粧Ⅰ》(cat.no.53)の場面も芝居にはない。ワイルドが評価しなかった
    理由の一つはこういったところにあったとも考えられるが,「ビアズリーのサロメ」
    としてテキストと無関係に絶賛されると同時に,その悪魔性ゆえに批判もされた。
    ・・・/《ヘロデヤ登場》(cat.no.50)にも戯曲と無関係な人物がいる。左手の小人は
    『名言集』にしばしば登場する胎児の変形で,服が腹のあたりで突っ張っているのは
    勃起の暗示で,しかもそれを巨大なロウソクの炎が暖めている。右手の全裸に近い
    お小姓はもともと腰の覆いやイチジクの葉をつけていなかったのたが,出版社側で
    描き加えさせた。右下の,「サロメ」と書かれたプログラムを手にしてサロメの登場を
    案内するかのように大きく右手を延[ママ]ばしている演出家ないし興業主風の人物は
    ワイルドの戯画で,彼は《月のなかの女》(cat.no.43)では,その「女」として登場
    させられている。/・・・

本書に掲載されている《ヘロデヤ登場》の「右手の全裸に近いお小姓」は「腰の覆いやイチジクの葉
をつけてい」るが、前掲・岩波文庫本に掲載されてた《エロディアス登場》の「右手の・・・お小姓」
は「腰の覆いやイチジクの葉をつけていな」くて性器も描かれている「全裸」(@_@;) ということは、
原画を使用した原書(の版)もあって、ソレを底本に前掲・岩波文庫版は翻訳したのかしら(@_@;)