楽天さんよぉ、買い物してやるからマラソンスロット30pあと2回当てさせろやヾ(`◇´)ノ彡ヨコセ!ゴラァ!!




・・・楽天様ぁ、お願いですから、あと2回だけ30p当てさせて下さい、何卒、お恵みを(´;ω;`)ウッ…

【読んだ本】

高島俊男『ちょっとヘンだぞ四字熟語 お言葉ですが…⑩』(文春文庫,2009)所蔵本

本書所収の一篇「キーンさんの紫式部」は、高島俊男が「文人の講演テープ」を色々と聴いた話(´・_・`)

    ・・・断然質が高いのはドナルド・キーンさんの講演「私と源氏物語」であった。/
    この人については小生何のイメージもなかった。文章を読んだこともなく、
    写真を見たこともない。名前は知っていたが「日本にいる西洋人だろ?」
    くらいのことである。ドナルド・キーンとサイデンステッカーの区別もつかない。/
    話は、演題通り自分と源氏物語の出あい、かかわりを語ったものである。
    何よりもよいのはその話のまじめさだ。聞いていて気持ちがよい。/・・・
    
    ・・・「外国人に日本文学が理解できますか?」ときく日本人がある。
    悪意はないとわかっているが、やはりキーンさんはいささか不快をおぼえ、
    「あなたは源氏物語が理解できますか?」と反問したくなる。/・・・/
    またキーンさんは、紫式部の立像を見せられて挨拶に困った。
     はない。キーンさんには、
    立っている紫式部は想像できない。顔もわからない。ただ、長くて真黒な髪だけが
    浮ぶそうである。('05・6・9)

「日本文学」を「源氏物語」にスリ替えて「反問」されてもね(^_^;) しかも、『源氏物語』に限らず、
日本の古典作品は、現代日本人にとっては、もはや「日本文学」ではなく〈外国文学〉だしねぇ(^_^;)

さてさて、同篇の「あとからひとこと……」には、連載時に読んだという「日本美術史が御専攻」の
「西本周子」からの「お手紙」が引用・紹介されている(⌒~⌒)

    ・・・いちばん最後のところに「源氏物語絵巻の女たちは皆すわっている。
    女の立姿[ママ]はない。」とありますが、実はあるのです。夕霧の妻雲井の雁は、
    夫が落葉の宮に心を寄せていることに心中穏やかではありません。ある日
    落葉の宮の母から夕霧に文が寄せられ、それを夕霧が読んでいると、雲井の雁は
    落葉の宮本人からの恋文であろうと嫉妬し、夕霧の肩ごしに文をのぞき込んでいる様が
    立ち姿で描かれています(五島美術館蔵「源氏物語絵巻」夕霧の一図)。/・・・

「源氏物語絵巻 夕霧」で画像検索すれば、「肩ごしに文をのぞき込んでいる」女の「立ち姿」を確認
できる(⌒~⌒) となると、講演でのドナルド・キーンの「源氏物語絵巻の女たちは皆すわっている。
女の立ち姿はない。」なる発言内容は間違っているわけだC= (-。- ) フゥー 故ドナルド・キーンに対し、
「あなたは源氏物語絵巻をホントに理解できてますか?」と問い質したくなるわなぁ( ̄ヘ ̄)y-゚゚゚

芸術新潮2008年2月号は「源氏物語千年紀記念特集 源氏物語 天皇になれなかった皇子のものがたり」
として、「国宝《源氏物語絵巻》全56面一挙掲載!」と表紙にある(⌒~⌒) 当該シーンに関して同誌の
三田村雅子による解説は非常に興味深い内容なのだが、その拡大画像のキャプションには、



                王朝のすけすけルック



とある( ̄◇ ̄;) ・・・ここで画像検索しようとした人は、エロい人と認定オホホホ( ^^)/~~~~ シケイヨ!ピシッ!

日本の古典作品に対するドナルド・キーンの読解力の無さや解釈のおかしさについては、百目鬼恭三郎
(『解体新著』[文藝春秋,1992]等)や谷沢永一(『紙つぶて(全)』[文春文庫,1986])が具体的
に指摘してて、高島俊男ともあろう者がこんなニセモノに騙されたことこそ〈ちょっとヘンだぞ〉^_^;