庭のトロロアオイ、まだ咲いてないけど、暑さで萎れた葉っぱが水を遣ると立ち所にシャンとなって、
チト現金な感もあるが愛い奴である(^_^;) 暑いよぉ~喉が渇いたよぉ~という意思表示なのかな(;_;)
楽天市場でくじ引いたら10p当たったけど、明日付与されて19日23:59までの期間限定ポイント(´・_・`)
今月買う予定の最後の古本は昨日注文したばかり(´ヘ`;) ツイてんだか、ツイてないんだか(-ω-、)

【読んだ本】

紀田順一郎『にっぽん快人物烈伝』(旺文社文庫,1985)所蔵本

「学者・教育家」の5人目は「南方熊楠――世界的な超人学者」(^_^;) 今や有名だから、チトねぇ^_^;

    熊楠は十歳ごろから、『節用集』(国語辞典と百科事典を兼ねたような簡便な辞書)や、
    『和漢三才図会』百五巻を筆写した。また、十二歳のとき古本屋で『太平記』五十冊を
    見つけたが、三円の金がないので、少しずつ立ち読みしては急いで帰宅して写し、半年で
    全部を完成してしまった。学問ぎらいの父親も、「おまえだけは別だ」といって、中学へ
    入るのを許可した。

小室直樹といい、世界的な学者は本を買わずに立ち読みで済ませるんだね(´・_・`) 1冊が16200円する
久保田淳『新古今和歌集全注釈』(角川学芸出版,2011-12)を全6冊、新品で買い揃えてしまった小生、
世界的な学者になれないわけだ(ノ_-;)ハア… 杉本苑子「阿修羅の妻」同『開化乗合馬車』(文春文庫,
1985)所収は、この太平記の逸話で、「・・・さすがの父上も肝をつぶして、以後、本代だけはくれた
・・・」としてる(同作品 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2017-08-25 )^_^;
 
岡茂雄の名著『本屋風情』(中公文庫,1983)も南方熊楠のことに頁を割いてることでも有名(⌒~⌒)  

  
    お手紙には、持ち前の几帳面さがよくあらわれていた。「何年何月何日何時何分」と
    必ず簡首に明記された。執筆初めの時刻である。つぎに宛名、その下に「南方熊楠
    再拝」[再拝に傍点]と必ず記される。それから「拝啓何日何時出御状何日何時何分
    拝受」という書き出しで、用件にはいっていくというのが、私のいただいたお手紙の
    基本型であった。もちん時によって変型のあったことはいうまでもない。そして起筆
    と結尾の書簡慣用語も、ほとんど欠かされたことがない。したがって当方でも「何月
    何日御投函のお手紙を何日何時何分拝見しました」と書かなければならなかったし、
    「何年何月何日何時投函」と封筒の裏に明記することを忘れなかった。そればかりか、
    現今の郵便事情と異なり、当時の郵便局の集配は、敏速正確で、汽車も通じていなかった
    当時の僻地、[南方熊楠の住む]田辺から、中一日おいて必ず配達されもし、東京からも
    同様中一日おいて、しかも投函とほとんど同じ時刻に、田辺中屋敷町に届いたものである。
    であるから、[南方熊楠]翁からのお問い合わせの御返事は――即答できる場合は――、
    四日目には必ず翁のもとに届かなければならないことになっていた。このごろのような
    郵政の不埒・無法時代に翁がおられたら、どんなことになろうか、思い半ばに過ぎるもの
    がある。

写し始めたら、郵便事情の方が気になったぞ^_^; 切手じゃなく郵便に詳しい人っているのかな(@_@)

日が暮れるのが早くなったし、今日は一時間ほど歩き廻ったけど、そんなに汗をかかなかった(^_^;)