夏休みの宿題を残り一日で片付けようとしている小学生みたいだけど、明日中に一冊は読み終えないと、
今月読了したのはエロ小説一冊だけになっちゃうよヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ とはいっても、駒田信二『妖花伝』
だけどね(^_^;) とにかく、ずっと読んでる長篇小説の上巻が明日中には読み終りそうにない(ノ_-;)ハア…
朝から汗かいちゃったので顔から腕まで右側を念入りに汗拭いて、午後の歯科健診に臨んだよ(´ヘ`;)

【読んだ本】

紀田順一郎『にっぽん快人物烈伝』(旺文社文庫,1985)所蔵本

「画家」の2人目は、画家だったなんて寡聞にして知らない高村光雲で、副題も「木彫界の鬼才」(^_^;)

    光雲が十六、七歳のころ、江戸ではかつおの大漁で、師匠[高村東雲]の家でも
    かつおの刺身が出たが、彼は一人前ではものたりない。台所には、まだ師匠や
    その細君の分が大皿に盛られたままネズミいらずに入っているので、気になって
    しかたなかった。ついにがまんできなくなって、大根の切れっぱしに、
    お手のものの小刀でネコの足跡を彫り出し、へっついの灰をつけ、台所の間に
    足跡をチョン、チョンとつけ、あたかも泥棒ネコが忍び込んだように見せかけてから、
    まんまと刺身をせしめた。

本書が紹介してる逸話の中の高村光雲の徴兵免除の話、何故か記憶にあったので、書庫を調べてみたら、
芸術新潮の1995年3月号の特集が〈日本人が見捨てた明治の美 「置物」彫刻の逆襲〉で、その第一部が
「明治の木彫王 高村光雲ものがたり」だった(^_^;) 同誌同号に掲載されてる高村光雲の作品はどれも
観てて溜め息が出るね(〃'∇'〃) その撮影は高村光雲の孫で写真家の高村規が担当だよ(^^) ちなみに、
第二部「異人さんに買われていった 明治輸出工芸の底力」で紹介されてる作品もマジで凄い( ̄◇ ̄;)
特に同誌同号の表紙写真にも使われている、小林春江「鋳銀烏天狗置物」は必見の価値あり( ̄◇ ̄;)
なのに、ヤフーで画像検索しても1枚しかヒットしない∑( ̄ロ ̄|||)なんですと!? しかも同作品は、

    烏天狗は取り外すことも可能。卵をひっくり返せば、台座代わりの落ち葉の上に
    一匹のかたつむりが這うという洒落っ気を見せている

というのに、この裏側の画像が転がってないとは、ネット万能論者、出て来いや!オリャ!!(ノ`△´)ノ ┫:・

つい最後まで映画を視聴しちゃった上に2時頃か突然のドシャ降りに飛び起きて窓を閉め寝不足(´ヘ`;)