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241105読んだ本

( ^o^)ノ◇ 山田く~ん 座布団10枚 ♪ 誰か判らないけど豪華賞品をあげちゃう(^o^)丿

【読んだ本】

江談抄研究会(編)『類聚本系江談抄注解』(武蔵野書院,1983)所蔵本

      鷹鳩不変三春眼 鹿馬可迷二世情 大江以言

      [春、鷹が鳩に変化するはずなのに、凡庸な眼にそのようには見えない。
       暗愚な二世皇帝のように鹿か馬かの判断にも迷うだろう]

    この句は、「恨暗漢雲之子細」[天上の様子にうといことが残念だ]の句によって、
    (一条天皇が)御感心のあまり、(以言を)蔵人に任命されようとした。ところが
    入道[藤原道長]殿や殿上人が承知しなかったので任じられなかった。そこで思い
    のままに言い散らそうとして作ったものである。その時、殿上人が冗談を言って、
    湯気(弓削)が昇ろうとしていると言ったという。(というのは、以言は)本姓が
    弓削だからである。


    /殿上人のざれ言は、以言が蔵人になれなくて怒って湯気を立てているということと、
    弓削が昇殿を望んでいる(蔵人は殿上間に昇ることができる)という意味との掛け詞
    である。・・・

(詩句の意味を「語釈」から補って)「通釈」を、更に「余言」の一部を本書から順に引いたけど、
この「殿上人のざれ言」は上手いな(^_^;) 『古事談』のは大江以言が顕官を望んで一条天皇の勅許
も下りそうだったのに道長が以言は「鹿馬可迷二世情」という詩句を作った者だと反対したためなれ
なかったというもので、つまらん、つまらん、話がつまらん(^o^)丿ヾ( ̄o ̄;)陽関三畳のつもり?
タグ:歴史 古典 説話
コメント(4) 
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コメント 4

tai-yama

たか(鷹)だか鳩野郎を蔵人に任命するとはと言ってみる。
そして、その辺の判断を誤るのは仕方(鹿)がないと(笑)。
by tai-yama (2024-11-05 23:14) 

middrinn

つまらん、つまらん、ダジャレつまらん(^o^)丿
by middrinn (2024-11-06 05:21) 

df233285

大江匡房が藤原道長をネガティブに見ているらしい事が判る文脈なので、
本日の記事の内容は、常識として読むだけの価値がある。
by df233285 (2024-11-06 06:28) 

middrinn

大江匡房の藤原道長に対する認識・評価は分かりませんが、道長が「承知
しなかった」理由と思われる、(藤原伊周失脚時に一緒に左遷されるほど)
大江以言が伊周に近かったことは『江談抄』の別の条で触れてます(^_^;)
by middrinn (2024-11-06 14:42) 

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