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220318買った本&読んだ本【バカチン】

ゴーストライターの存在を疑うけど、この出来の悪さでは名乗り出ることはないだろうC= (-。- ) フゥー

【買った本&読んだ本(バカチン)】

三木紀人『日本周遊古典の旅』(新潮選書,1990)

「もったいない本舗 楽天市場店」で「良い」398円(送料無料)を15日注文して同日発送されたのに
追跡不可能ゆうメールで従来より一日遅い18日に届いた(-ω-、) 15日に注文し16日に発送された別の
は従来なら今日18日に届いたのに来ないから、多分22日着で注文から一週間もかかることに(´ヘ`;)

    まえがき

    陸奥、そして胡国 青森・北海道  今昔物語集

    外の浜 青森           御伽草子集(明石物語)

    岩手 岩手            新古今和歌集

    笠島 宮城            新古今和歌集

    小野 秋田            謡曲集(卒都婆小町)

    立石寺 山形           芭蕉文集(おくのほそ道)[清登典子]

    白河 福島            古今著聞集

    結城 茨城            与謝蕪村集[清登典子]

    芦野 栃木            謡曲集(遊行柳)[清登典子]

    伊香保 群馬           万葉集[遠藤宏]

    野火止 埼玉           伊勢物語

    いまたち 千葉          更級日記

    浅草 東京            誹風柳多留[清登典子]

    神田八丁堀 東京         四十八癖

    日本橋 東京           日本永代蔵[清登典子]

    四谷 東京            東海道四谷怪談[橋本令子]

    矢口の渡り 東京         太平記

    鎌倉山 神奈川          新撰犬筑波集

    化粧坂 神奈川          三人吉三廓初買

    東勝寺つけたり宝戒寺 神奈川   太平記

    土屋 神奈川           金槐和歌集

    甲斐 山梨            梁塵秘抄

    追分 長野            好色一代男

    苅萱堂 長野           説経集(かるかや)

    木曾路 長野           芭蕉句集[清登典子]

    米山 新潟            宗安小歌集

    富山 富山            万葉集[遠藤宏]

    白山 石川            枕草子

    武生 福井            紫式部集

    敦賀 福井            今昔物語集

    奈古屋(谷) 静岡        平家物語

    三保 静岡            世阿弥芸術論集[清登典子]

    片蕝(輪) 愛知         日本霊異記

    真清田社 愛知          今昔物語集

    鈴鹿 三重            山家集

    石部 滋賀            浄瑠璃集(桂川連理柵)

    横川 滋賀            源氏物語

    逢坂山 滋賀           源氏物語

    音無の滝、音無の里 京都     源氏物語

    高野川(大原川) 京都      堤中納言物語

    北山なにがし寺 京都       源氏物語

    朗詠谷 京都           和漢朗詠集

    貴船 京都            方丈記・発心集

    清水寺 京都           落窪物語

    鳥部野 京都           源氏物語

    日野 京都            歎異抄・三帖和讃

    木幡 京都            源氏物語

    冷泉院 京都           源氏物語

    閑院殿 京都           建礼門院右京大夫集

    繁昌社 京都           宇治拾遺物語

    千種殿 京都           今昔物語集

    常盤 京都            狭衣物語

    梅津 京都            好色一代女

    大原野 京都           源氏物語

    天の橋立 京都          無名草子

    網島 大阪            近松門左衛門集(心中天の網島)[橋本令子]

    観心寺首塚 大阪         太平記

    尼崎 兵庫            春雨物語[橋本令子]

    書写山 兵庫           和泉式部集

    山の辺の道 奈良         万葉集[遠藤宏]

    敷島(礒城島) 奈良       本居宣長集(石上私淑言)

    暗峠 奈良            世間胸算用

    多武峰 奈良           大鏡

    吉野 奈良            古今和歌集

    高野山 和歌山          雨月物語[橋本令子]

    因幡 鳥取            徒然草

    三尾(美保) 島根        太平記

    虫明 岡山            狭衣物語

    鞆の浦 広島           太平記

    名浜(長府) 山口        古今著聞集

    土佐泊 徳島           土佐日記

    志度 香川            謡曲集(海士)[鈴木啓子]

    道後温泉 愛媛          万葉集[遠藤宏]

    足摺岬 高知           とはずがたり

    次田(二日市) 福岡       竹取物語

    鏡山(褶振の峯) 佐賀      万葉集[遠藤宏]

    三井楽 長崎           蜻蛉日記

    藤崎など 熊本          枕草子

    柳ヶ浦 大分           平家物語

    高千穂 宮崎           古事記[遠藤宏]

    鬼界が島 鹿児島         平家物語

    あとがき   

「まえがき」には「本書は日本の古典文学について、各作品・作者にかかわる土地(ないし地名)を
取り上げ、小エッセイを書いたものである。/素材とした古典は『新潮日本古典集成』全八十二冊に
収録のものに限り、・・・」とあり、「あとがき」にも新潮日本古典集成の完結が近付いた頃に執筆
を依頼されたとあるも、各章で宣伝的に新潮日本古典集成の当該本の注釈等を引いてるわけでもなく
色々な本を引いてて、この辺は流石、三木紀人かと(^_^;) 講談社学術文庫の『今物語』『徒然草』の
注釈が充実してたから、試しに注文した次第だけど、「まえがき」でも触れ、「あとがき」で名前と
担当章を明らかにしているように、分担執筆者(遠藤宏、清登典子、橋本令子、鈴木啓子)が(^_^;)
でも、他の章は全て三木紀人が執筆しているのかね(@_@;) 「外の浜──御伽草子集(明石物語)」
の章から原文ママで引くけど、出来の悪い院生か何かに書かせたとしか思えないのだが(@_@;)

    ・・・/

      左の御足にては、外の浜を踏み、右の御足にては、鬼界が島をふみたまふ。
      左右の御袂には、月日をやどしたてまつり、小松三本頭にいただき、南向きに
      あゆませたまふと見たてまつりぬ。
                        (『曾我物語』巻二、盛長が夢見の事)

    ここに語られているのは源頼朝の未来を示す「不思議の霊夢」である。平安京をまたいで
    立つ夢を見たという九条師輔の説話(『大鏡』第三巻)の拡大再生版といった趣きの内容
    だが、この中に、外の浜は日本の極北を示す地として扱われており、しかも、そのことが
    説明ぬきになっている。・・・

知識が無くても一読して頭が悪いと判るはずC= (-。- ) フゥー 「南向き」なら「左の御足」が踏んでる
「外の浜」は「日本の極北を示す地」ではなく日本の極東を示す地だヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!

先日も少し引いたが(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2022-02-16 )、中世には
北は東と認識されていたのか、応地利明『絵地図の世界像』(岩波新書,1996)から引くv( ̄∇ ̄)ニヤッ

    ・・・外浜は、津軽半島基部の日本海沿岸地方をさす古称で、中世初期のころには
    日本国家の東の境界と考えられてきた。『源平盛衰記』には、「東は外浜、西は鬼界迄、
    天下起伏し奉らん」という表現がある。また『曾我物語』には、「佐殿、左の御足に、
    外の浜を蹈[ふま]せ給ふは、東に残る所なく、秀衡が館まで御知行有るべし。右の御足、
    鬼界が島を蹈せ給ふは、君に責られ奉りて、平家都を落ち、四国西国に逃げ下り、……
    西も残る所なく御進退有るべし」と、やはり東の果ては外浜、西の果てを鬼界島とする
    表現がある。・・・

[追記220319]

tai-yama様の御指摘に見直したところ、小生の老眼で「島根」を「鳥取」と誤記してたので修正m(__)m
コメント(6) 
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コメント 6

tai-yama

あれっ、島根県が無い・・・・。鳥取と間違えられたか(笑)。
北海道すらあるのに。
by tai-yama (2022-03-18 22:35) 

ナベちはる

出来が悪かったら、逆に「ゴーストライターです」と名乗ったところで赤っ恥をかくだけですね(^^;
by ナベちはる (2022-03-19 02:04) 

middrinn

小生の老眼の所為です(^_^;) 御指摘に感謝して、
tai-yama様、早速訂正させて頂きますm(__)m
by middrinn (2022-03-19 05:43) 

middrinn

教授が院生に書かせた原稿を、教授の名前で発表された場合は、
ナベちはる様、アカハラで訴えるのも可能でしょうけど(^_^;)
by middrinn (2022-03-19 06:29) 

df233285

なるほど。埼玉の野火止め塚は埼玉県が誇る千年の霊気の地だった
んですねえ。知りませんでした。ありがたやありがたや・・・。
1971年1月3日明け方に、局地的にこの地に雪を降らせたのは、
うかつ軽装な星見による凍死者を出さ無い為の、近隣の御霊による
天候異変か。土地の値上がりで地主平林寺から借地口契約を解除さ
れ、裁判やってもイーかげん契約では認められずに、あれがこの地
での某トウキョの学校の星見会の、最後になったと記憶するのだが。
by df233285 (2022-03-19 08:19) 

middrinn

『伊勢物語』の話が、「埼玉県新座市にある臨済宗の平林寺の広大な境内
(一四万平方メートルという)の裏手にある九十九塚(命名のいわれ不明)
と業平塚・・・」という名所を生んだことなど、この辺りについての歴史
(渡来人が移住した地の一つ等々)も、本書は紹介してましたよ(^_^;)
by middrinn (2022-03-19 08:52) 

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