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211122買った本&読んだ本&おまけ

読書の厄介なところは、どちらかが誤記の可能性も判定が出来ぬことである〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)
何でもアニメ化されちゃう時代だが絶対にアニメ化されないだろうなぁという漫画もC= (-。- ) フゥー

【買った本&読んだ本】

安彦良和『乾と巽 ─ザバイカル戦記─ ⑥』(講談社アフタヌーンKC,2021)

今日発売の新品748円をポイント払いで楽天ブックスに予約していたのが届いたよんウラー!!\(^o^)/
シベリア出兵が舞台で、主人公の一人は砲兵という超地味~な漫画なのに読ませるよウラー!!\(^o^)/
もう片方の主人公は周囲に迷惑をかけるどーしよーもない困ったチャンでイラッとくるけどね(^_^;)
本巻の帯に「厳冬のシベリアで乾が抱くほのかな思い。安彦良和渾身のシベリア出兵史、急転!!」
とあるように可愛いヒロイン(なのか?)が再登場したのは良かったな〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ
アニメ化されたら上坂すみれに声を担当してもらいた・・ヘ(__ヘ)☆ヾ( ̄ヘ ̄; )されるわけねーだろ!

【おまけ】

三条天皇の子の敦明親王が皇太子の地位から自ら降りる代わりに院号(小一条院)や藤原道長の娘の
寛子をもらって藤原延子を捨てちゃったため、延子とその父の藤原顕光からメチャ怨まれたらしく、
寛子は物の怪に取り憑かれて万寿2年(1025年)7月9日に亡くなり、コレが望月の欠け始めとなるが、
倉本一宏編『現代語訳 小右記13 道長女の不幸』(吉川弘文館,2021)230~231頁に載ってる藤原実資
の日記『小右記』万寿2年(1025年)8月8日条の中の一節を引く〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ

     八日、丁巳。 本命供/道長、三宝を恨む/道長家、顕光・娍子・延子の霊の詞を怖畏/
            藤原資高の赤斑瘡の症状

    ・・・/人々が云ったことには、「故堀河左府(藤原顕光)および[小一条]院の母
    (藤原娍子[←同年3月25日死去])や[小一条]院の御息所(藤原延子)の霊が吐いた
    所の詞は、禅閤[藤原道長]一家には、もっとも怖畏が有る」と云うことだ。「種々、
    述べたところは、皆、道理が有る」と云うことだ。/・・・
    
国際日本文化研究センター「摂関家古記録データベース」の当該件の書き下し文は次の通り(@_@;)

    ・・・/人々、云はく、「故堀河左府并びに院の母・院の御息所の霊、吐く所の詞、
    一家、尤も怖畏有り」と云々。「種々、陳ぶる所、皆、道理有り」と云々。/・・・

原文を見てみないと判らないけど、どちらかが誤記をしたのか、あるいは、単に底本が異なるのか、
角田文衞『承香殿の女御 復原された源氏物語の世界』(中公新書,1963)だと次のように(@_@;)

    ・・・実資すらが万寿二年八月八日の日記に、「人びと云ふ、故堀河の左府ならびに
    院(小一条院)の女御の御息所の霊の吐くところの詞[ことば]、(道長)一家
    もっとも怖畏するところありと、云々。種々陳[の]ぶるところ皆道理ありと、云々」
    と記載している。

藤原娍子は三条天皇の皇后であって「女御」に非ず(@_@;) 藤原延子は堀河の女御と呼ばれるけど、
女御を「御息所」と呼ぶこともあったので、『栄花物語』の藤原寛子が亡くなるシーンに合わせて、
「故堀河の左府」顕光の「霊の吐くところの詞」および「院(小一条院)の女御」寛子に取り憑いた
「[小一条院の]御息所」延子の「霊の吐くところの詞」と読み解くことも出来そうだけど(@_@;)
タグ:歴史
コメント(8) 
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コメント 8

tai-yama

安彦良和さんなので、主人公の声は古谷徹さんでロシア軍の
ライバルは池田秀一さんで・・・。ヒロインは榊原良子さんっ!
by tai-yama (2021-11-22 22:22) 

ナベちはる

「アニメ化されない」と思っていてもアニメ化されれば、逆もまた…判断基準はどうなっているんだろうと思うことがあります((+_+))
by ナベちはる (2021-11-23 02:56) 

middrinn

榊原良子!懐かしいけど、
tai-yama様、ロシア語で
上坂すみれでしょ(^_^;)
by middrinn (2021-11-23 07:20) 

middrinn

ワイセツ・残虐シーンが多いのに、
ナベちはる様、アニメ化される作品
が時々あったりしますよね(^_^;)
by middrinn (2021-11-23 07:22) 

ぽ村

あああああ乾と巽 読んでみたい…
満州の話は以前住んでたアパートの大家さんが満州出身で、親父さんが軍人だったとかで時々話を聞いて(聞かされ)て興味あります
同じく満州引き上げ経験のあるちばてつや先生の
ひねもすのたり日記
も読んでみたいです
by ぽ村 (2021-11-24 15:57) 

middrinn

ちばてつやのは読んでみたいですけど、悲惨な話・画は苦手です(-ω-、)
満洲なら『虹色のトロツキー』の方をお勧めします(^o^)丿 安彦良和の
どの長篇作品にも言えますけれど、広げた風呂敷をたためない結末には、
チトがっかりさせられますが、読み始めはメチャ惹き込まれます(^_^;)
by middrinn (2021-11-24 17:04) 

yokomi

我が家の爺は満州に暮らしていてシベリア抑留(>_<) ザバイカル戦記を読んでみたいです(^_^)v
by yokomi (2021-11-24 22:30) 

middrinn

満洲なら『虹色のトロツキー』もお勧めですよ(^o^)丿
by middrinn (2021-11-25 14:53) 

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