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210902昨日買った本&読んだ本

読書の厄介なところは、しょーもない記事に釣られてしまうことである〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ
先日〈アクセス順「本」ブログ記事〉の「最新」の方で、ある人物の訃報記事が1位になっていたので
訪問したら、生前に会ったことがある、お悔やみ申し上げます旨の僅か2、3行( ̄◇ ̄;) アクセス数を
一時的には稼げるだろうけど、2度と訪問しないと思った人が多そうだな〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ

【昨日買った本&読んだ本】

芸術新潮2021年9月号

先月25日発売の新品1590円を1430円で昨日購入したが、連続して「特別定価」という値上げ(-ω-、)
特集は「追悼特集 はじめてであう安野光雅」(´・_・`)

    安野光雅って どんな人? What kind of person was Mr.Anno?

    作品篇 その1

     ことばのない絵本10選(選+コメント 森田真生)

     「わかる」と「わからない」のあわいで(文 森田真生)

    作品篇 その2

     ふしぎな絵本の王国で遊ぶ、見つける、考える

     「僕には編集者はいらないんだよ」
     童話屋・田中和雄さんに聞く絵本誕生秘話

     [付録]ふしぎな「ひずみ絵」で遊ぼう 『魔法使いのあいうえお』より

     いくつ読んだ? テーマでめぐる安野光雅の絵本

    人生篇

     安野光雅 空想と独学に生きる

     [略年譜]絵とともに94年

     空想好きの運動嫌い/教師と絵描き、二足のわらじ/
     名所旧跡おことわり 旅で出会った絵と風景/
     仕事のウラに事件あり? 安野先生交遊余録/空想犯、文筆業に進出/
     古典との対話/本さえあれば/

    森の中の家 安野光雅館 丹後の森に包まれた「小さな家」の物語

    津和野町立安野光雅美術館 安野光雅にであう故郷の館

    安野さんとわたし

    ①“読む美術館”へようこそ(文+絵 ナカムラクニオ)
    ②「知らない」ことの自由(談 片桐仁)
    ③絵を見る力(談 tupera tupera)
    ④ずっと探していた本(文 吉田篤弘)
    ⑤安野さんの笑顔(文 松岡和子)
    ⑥安野光雅展をつくる(談 林綾野)

幼児期は別として、全くと言っていいほど絵本は読まないので、安野光雅の印象は良くない(´・_・`)
戦前・戦中に軍部の暴走を止められなかった暗い歴史を思い出させるほど、2人が暴走しまくっていた
安野光雅&半藤一利『三国志談義』(文春文庫,2015)、「また、つまらぬ物を読んでしまったorz」
で取り上げた如く酷い内容(⇒ https://yomunjanakatsuta-orz.blog.ss-blog.jp/2015-05-12)(-"-)
単行本(平凡社)が2009年刊だから、本誌の「略年譜」によると83歳か(@_@;) とまれ、安野光雅の
絵本は全くの初見なので、へぇ~!へぇ~!と眺めてしまった(⌒~⌒) 隠されているものを見付ける
というありふれたパターンだとは思うけど、『もりのえほん』なんか暫し見入ってしまった(⌒~⌒)
同書をチョイスした森田真生のコメの一部を引く(〃'∇'〃)

    /ただその場にいて、目の前をよく見る。そうしていると、思いもしなかった何かが、
    ふと浮かび上がってくることがある。はじめからそこにあったはずなのに、ずっと
    気づかなかったもの。これを見つけた瞬間は、大きな喜びがある。/・・・/ページを
    めくるのを急ぐ必要はない。立ち止まることも読むことだと教えてくれる、僕にとって
    大切な一冊である。/

さて、さて、さ~て!「本さえあれば」はモチ興味深く読み始めたんだけど、やっぱダメだな(^_^;)

    /本を読みましょう──。安野は老境におよび、出す著書、応えるインタビュー、
    開かれる展覧会のたびごとに、次世代への遺言のようにこのことを訴えた。・・・
    〈本を読まないでいると、自分の考えというものがもてないで、いつも人の意見に
    ふりまわされて、一生を終わるでしょう。そうだとしたら、なんとつまらないでは
    ありませんか〉。/読書は目と字と頭を連動させるスポーツで、幼少期からの訓練
    と習慣づけが必要だというのが持論だった。・・・/そんな安野が〈わたしの宗教
    みたいなもの〉と言うのが、アンデルセン著、森鷗外訳の『即興詩人』である。
    デンマーク語ではなくドイツ語訳からの重訳ながら、その美しい擬古文と独自の解釈
    から、原著とはまた別の文学的評価が与えられてきた。鷗外は故郷・津和野が誇る
    文豪だが、安野がこの本を読んだのは20代半ばころ。たちまちその音楽的ともいえる
    非日常的の言葉の虜となった。懊悩しながら成長する詩人アントニオに、絵描きとして
    生きる自分の姿を重ね合わせていたふしもある。/その舞台であるイタリア各地を
    〝巡礼〟すること三たびに及び、2002年に巡礼記とも言える『繪本 即興詩人』
    (講談社)[54頁下]を出版。さらに鷗外訳の入口になればと、5年の歳月をかけ
    口語訳に挑んだ[上]。その際、1箇所、故意に訳さなかったところがあるという。
    偽善にしかみえない行為を美談として描いた場面で、安野はこの手の美談を嫌悪して
    いた(太宰治「走れメロス」や浜田広介「泣いた赤おに」をよく槍玉に挙げている)。
    割愛することに逡巡がなかったとは思わない。しかしいかにも安野らしい。・・・

訳者が気に入らないからといって原著の一部を訳さないなんて論外(@_@;) 素敵な主人公がラストで
急死してしまうのを受け入れたくないから結末だけ訳さないのも有りなのかよオホホホ( ^^)/~~~~ ピシッ!
『口語訳 即興詩人』(山川出版社)は2010年刊で84歳(@_@;) 車以外にも暴走を止める装置を(-"-)

その他は、対談「ぼくたちのお父さん」(矢部太郎×つげ正助)、「一週間の芸術 街に映画絵看板が
あったころ」、前橋重二の連載「海外アートStudy最前線」第68回「舞台デザインを席巻ビビエーナ家
の素描」、三浦篤の連載「大人のための印象派講座④ ヴィクトリーヌ・ムーラン、画家になった女性
職業モデル」ぐらいかな_φ( ̄^ ̄ )メモメモ
タグ:絵本 アート
コメント(4) 
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コメント 4

tai-yama

自分で(勝手に)改造した部分をそのまま原著の訳語で付け加えるより
はマシなのかもしれない・・・。でも、そういう訳者さんって
居るんだろうな~。
by tai-yama (2021-09-02 23:03) 

ナベちはる

何かを連絡するための内容の記事ならともかく、そうでない記事がわずか2~3行で書かれてあるだけだと、「え???」と思わずなってしまいまそうです(^^;)
by ナベちはる (2021-09-03 01:21) 

middrinn

自説に都合の良いように訳語を選び訳注を入れたがる監訳者なら、
tai-yama様、実際に一緒に翻訳したことが昔ありました(^_^;)
by middrinn (2021-09-03 05:43) 

middrinn

会ったことがあるという書き出しだったので開いたのですが、
ナベちはる様、人柄やエピソードとかを全く語ることも無く、
まさに「え???」で、釣りとしか思えませんでした(^_^;)
by middrinn (2021-09-03 05:46) 

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