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210820読んだ本

読書の厄介なところは、どーでもいい自分語りを読まされることである〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ
たいてい主題と無関係な内容な上に話は長いし、さり気な~く自慢話を入れてくることあるし(^_^;)

【読んだ本】

滝川幸司『菅原道真 学者政治家の栄光と没落』(中公新書,2019)

菅原道真も自分語りしたがる人なのかな(@_@;) 例の道真が讃岐守に任じられた直後の宮中での内宴
(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-08-17 )で詩を詠まされ(本書86~87頁)、

    ・・・/通常、こうした応制詩は、主催者たる天皇を誉め称えるのだが、この作は一見
    個人的な悲嘆[=「讃岐に赴く歎き」]を詠んでおり、めずらしい。しかし、内宴で
    奏される柳花怨が耳に残り、そのため讃岐に行くことが嘆かわしい、それほどにこの
    柳花怨はすばらしいのだ、という逆説的な賛美になっている。都を、そして詩臣として
    の活躍の場である宮廷詩宴を離れる悲しみと、天皇賛美を重ね合わせた表現といえる。
    /・・・

そーゆー高等テクニックだったとは( ̄◇ ̄;) でも、隙あらば自分語りのように感じてしまうのは、
本書143頁の例もあるから(@_@;) なお、〈・・・「応製」は、本来「応制」と書くべき語で、制は
天子の命。すなわち勅命によって詠んだ詩という意味です。〉と藤原克己『菅原道真 詩人の運命』
(ウェッジ選書,2002)は解説してくれてる(^^)

    ・・・/密宴[の曲水宴]ではあっても、道真は讃岐時代に心待ちにしていた
    宮廷詩宴への参加が、ついに叶ったのである。道真、島田忠臣の二首が残るが、
    道真はその末尾で次のように詠んでいる(「三月三日雅院に侍り侍臣に曲水の
    飲を賜う。応製」文草・巻四)。

     四時不廃歌王沢 四時〔四季〕に王沢を歌うことを廃[や]めたくない。
     長断詩臣作外臣 〔だから〕長く詩臣を外臣と作[な]ることを断[た]ってほしい。

    四季折々の季節に開かれる宮廷詩宴で王沢(王の恩沢)を歌うことをやめたくないから、
    これ以後ずっと詩臣を外臣(地方官)に任じないで欲しいと願う。この末尾は、王沢を
    歌いたいという主張はともかくとして、自分を地方官に任じないで欲しいというのは、
    人事異動に対する異議であり、天皇賛美を行う宮廷詩宴にふさわしくないともいえるが、
    それほどまでに宮廷詩宴に参加したい、王沢を賛美したい心情を表現していると見るべき
    であろう。/・・・

「隙あらば小島」「隙あらば昂平」という愚策を思い出しちゃったヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! グショウニシムラ!!
自分語りというより自己中だけど、他の参加者の反応を知りたいもんだ〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ
タグ:歴史 評伝
コメント(4) 
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コメント 4

ナベちはる

自分語り、するなとまでは言わずともやるなら短くしてほしいですね(^^;
by ナベちはる (2021-08-21 01:48) 

middrinn

ですよねぇ(^_^;) よほど鬱屈するものがあったか、
好機とばかりに、長くなる傾向がありますね(^_^;)
by middrinn (2021-08-21 05:28) 

tai-yama

単身赴任拒否をひそかに歌うとは・・・。今の時代、下手をすると
閑職に追いやられて退職に(左遷よりひどい結果に)。
by tai-yama (2021-08-21 19:09) 

middrinn

今の時代だったら、退職に追い込まれても、
不平不満を詩にして世に訴えそう(^_^;)
by middrinn (2021-08-21 19:35) 

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