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210504読んだ本【バカチン】

読書の厄介なところは、見たいものしか見ない、見たいように見る著者である〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)
テクストの字句を無視したデタラメな解釈は、もはや妄想の域で、陰謀論者と五十歩百歩じゃん(^_^;)
さて、さて、さ~て!RSSに読者登録してあるSSブログの更新通知が全て再び来なくなっちゃったのは、
バイデンか中共の陰謀?んにゃ、頭が悪いと評されたのを根に持つSo-netの嫌がら・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;

【読んだ本(バカチン)】

五味文彦『源実朝 歌と身体からの歴史学』(角川選書,2015)

源実朝の「家集[『金槐和歌集』]には無常を詠む歌が数多くみえる。」(本書158頁)とした上で、
本書159頁に次の件∑( ̄ロ ̄|||)ニャンですとぉ!? なお、カッコ内の数字は歌番号( ̄ヘ ̄)y-゚゚゚

    ・・・/世の無常を感じるなか実朝には遁世の心も芽生えていったらしい。次のような歌も
    詠んでいる。

      ・・・(六〇一)
      ・・・(六〇二)
      ・・・
      ・・・(六〇三)
        舟
      世の中は常にもがもな渚こぐ 海人の小舟の綱手かなしも(六〇四)

    「世の中は」の歌において大海にもまれる小舟の乗り手は、実朝自身のことであっただろう。
    この歌は[藤原]定家によって『新勅撰和歌集』に採られ、『小倉百人一首』にも採られた。
    ・・・

「渚」を「大海」とする東大名誉教授の読解力ヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ 「大海にもまれる小舟」とは笑止で、
「渚」=波打ち際(水と陸の境界)を綱で曳航されてる小舟の意だよヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!

ところで、各注釈書は揃って鎌倉の浜辺の光景としているんだけど、どうして海に限るのかな(^_^;)

片桐洋一『歌枕 歌ことば辞典 増訂版』(笠間書院,1999)では「なぎさ【渚】」を「海や湖の水際の
砂地の所。」と説明し、 石田吉貞『百人一首評解』(有精堂出版,1956)の同歌の語釈も「海・河・
湖などで水に近いところを指していう。」としてるように、「渚」は海とは限らないんだけど(^_^;)

ちなみに、『伊勢物語』82段の惟喬親王や在原業平らが桜狩する場面に出てきて、『土佐日記』にも
登場の「渚の院」は「[淀川の]河流に面した地なので渚と称したという。」(品川和子[全訳注]
『土佐日記』[講談社学術文庫,1983])わけで、「渚」が海に限らず河にもあることを示す(^_^;)
『土佐日記』には「綱手」による曳船の場面も頻出し、〈・・・あるいは実朝がこの[『土佐日記』
の]「二月一日」の記事からヒントを得たものかとも思われるのである。〉とは品川・前掲書(^_^;)

小町谷照彦(校注)『新日本古典文学大系7 拾遺和歌集』(岩波書店,1990)から引くが、恵慶法師の
歌「奥山に立てらましかば渚漕ぐ舟木をも今は紅葉しなまし」は、「祓しに、秋唐崎にまかり侍て、
舟のまかりけるを見侍て」という詞書から近江の「唐崎」で、「渚」は海ではなく(琵琶)湖(^_^;)

実朝の歌に「海人[あま]」とあるから海とするのも早計で、やはり同書に平兼盛(実は清原元輔の
作らしい)の「とゞこほる時もあらじな近江なるおものの浜のあまのひつぎは」という歌があって、
「近江」の「おものの浜」の「あま」=海人が出てくるから、「海人」だから海とは限らない(^_^;)

この実朝の歌、芦ノ湖や相模湖、あるいは相模川や境川、滑川の光景だったのかもよん(⌒~⌒)ニヤニヤ
タグ:歴史 評伝 和歌
コメント(10) 
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コメント 10

ナベちはる

>RSSに読者登録してあるSSブログの更新通知が全て再び来なくなっちゃった

SSブログがどこかしら不具合を起こすのは「(ソネブロ時代を含めて)いつものこと」なので、無告知でそのうち直っているような気もします(笑)
by ナベちはる (2021-05-05 01:08) 

middrinn

ナルホド(^_^;) たしかに一時は勝手に直りました(^_^;)
でも、その後、また来なくなって数日が経ちました(^_^;)
by middrinn (2021-05-05 05:34) 

そら

SSブログになってからはまだマシなような気がしますけどね
ん?私が飼いならされただけか?(^^;
by そら (2021-05-05 09:07) 

middrinn

前よりは良くなった気がしますか(^_^;) 事業譲渡は居抜きで、
管理・運営してる人は変わってないんじゃないですかね(^_^;)
by middrinn (2021-05-05 10:05) 

nikki

SSブログのブログ更新の表示だけおかしい。
RSSのXML自体(RSSの元)は正常。


by nikki (2021-05-05 10:51) 

middrinn

表示だけ異常だったんですね( ̄◇ ̄;)
不便なので直ってほしいです(´ヘ`;)
by middrinn (2021-05-05 11:53) 

tai-yama

相模湖はダム湖なので実朝の時代には・・・
渚=海は「渚のシンドバット」になってしまいますね。
by tai-yama (2021-05-05 23:58) 

yokomi

「渚」=波打ち際なので、海や大きな湖に使う言葉とばかり思っていました(>_<) 「川」もですかぁ??(^_^;)
by yokomi (2021-05-06 01:14) 

middrinn

境川と滑川も曳船をする必要があるほどの河川とは思えませんし、
tai-yama様、使われている顔文字からも、ジョークかと(^_^;)
by middrinn (2021-05-06 05:54) 

middrinn

例示列挙した通りで、『伊勢物語』や『土佐日記』に、
yokomi様、「渚」が河川で使われている例が(^_^;)
by middrinn (2021-05-06 06:32) 

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