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210403読んだ本

読書の厄介なところは、マジどーでもいい内輪話を読まされることである〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ
一昨日昨日とメチャ歩いて身体が超ダル重というのは内幕だが、軽音楽、軽喫茶とかあったな(@_@;)

【読んだ本】

戸板康二『あの人この人 昭和人物誌』(文春文庫,1996)所蔵本

続けて、「十返肇のアンテナ」を読んだ(^^) モチ知っていたけど、その文章は読んだこと無い(^_^;)

    ・・・/十返さんの評論は、権威を誇張する気配がまったくなかった。あえて
    自分で、「軽評論」と称した。/ライト・コメディつまり軽演劇という言葉を
    もじったのだろう。明治の人では斎藤緑雨、大正では直木三十五、この二人の評論は、
    ゴシップがゆたかに織りこまれて、読者を喜ばせる。/十返さんも、そうした手法を
    武器にしていた。個人のプライバシーを知って、それに直接触れようとせずに、
    何となくそれを作品批評の雰囲気作りに利用する書き方は、みごとであった。/・・・

解る人には解るという文壇内的な批評だったということなのかしら(@_@;) 山本容朗『作家の生態学
[エコロジー]』(文春文庫,1985)の「文壇新地図」は次のような書き出し(@_@;)

    /昭和三十八年八月──文芸評論家・十返肇が亡くなった時、その遺体を
    はさむように丹羽文雄、舟橋聖一の生花が供えられていた。/弔問に来た
    人々の口からは「文壇だなァ」という声がもれた。当時「文壇の崩壊」を
    書いて話題になっていた十返の死は、まさに文壇の終末を象徴するような
    出来事であった。/・・・

読んだことないから何とも言えんけど、本書でも取り上げられている七回忌の年に刊行された著作集
について、谷沢永一『紙つぶて 自作自注最終版』(文藝春秋,2005)が紹介してる次のエピソードを
読むと、そんなに悪いイメージではない(@_@;)

    ・・・/▽『十返肇著作集』上下二巻(講談社)の編集を担当した野口冨士男の後記に
    よると、伊藤整が十返肇の文芸時評を重視して、特に初期のものは漏らさず収録する
    ように指示したという。『日本文壇史』(講談社)の著者らしい心くばりである。・・・

伊藤整の『日本文壇史』もゴシップとまではいかないエピソードが豊富でメチャ面白いから、いつか
全巻コンプリートして通読してみたいんだけど、夢のまた夢だわなぁ〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ

・「江戸川乱歩の好奇心」は御愛想と思ってたところ「翌日」「速達」なのが〈ちょっといい〉(^^)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-01-07

・「徳川夢声の話術」は古川ロッパが夢声の声帯模写をしてラジオ聴取者が気付かなかった話(゚ロ゚;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-01-11

・「有吉佐和子の笑い声」は彼女の推理小説の書評を頼まれるも「なぜこんなに下手なのだろう」(゚ロ゚;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-01-18

・「菊田一夫の博愛」は新聞社から公職追放についての情報が伝えられ菊田一夫の名前もあった(゚ロ゚;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-01-20

・「芥川比呂志の酒席」は初版本「羅生門」の末行が「下人の行方は、誰も知らない」に非ずと(゚ロ゚;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-01-24

・「小泉喜美子の博識」では歌舞伎にも詳しい推理小説家の才気煥発ぶりも巧みに描かれる(〃'∇'〃)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-01-29

・「三島由紀夫の哄笑」では戸板康二による解説の「これは三島氏の若書きであるが」に誤植( ̄◇ ̄;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-02-03

・「川口松太郎の人情」では「婚礼の披露宴」における川口松太郎のスピーチがマジで絶妙(〃'∇'〃)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-02-05

・「岩田豊雄の食味」は「獅子文六という筆名にしても、四四十六をもじったのではなく・・・」(゚ロ゚;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-02-11

・「古川緑波の冗句」の「昔の探偵小説は、悪人の姓が・・・何となく憎々しいのが多かった」由(^_^;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-02-15

・「伊馬春部のカメラ」の「誰から花をもらった、どこから酒を寄付された」と書くのはダメだろ(^_^;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-02-25

・「奥野信太郎の探求」、この中国文学者のことが好きになれぬエピソードまで紹介されてた(-ω-、)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-03-01

・「田辺茂一の大鞄」の田辺茂一が立川談志に与えた「巧は拙を蔵する」という言葉について(@_@;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-03-05

・「藤本真澄の映画」は「東京一淋しい男」(映画「裸の重役」の原作)のモデルが誰なのか(@_@;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-03-24

・「三宅周太郎の宗教」では「新聞劇評家に質す」という公開質問状のような評論が気になる(@_@;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-04-01

・戸板康二の「ちょっといい話」シリーズ4冊から〈真・ちょっといい話〉を選りすぐってみた(^_^;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-12-27
コメント(10) 
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コメント 10

ナベちはる

内輪話から分かることもあるかもしれませんが、「どーでもいい」内容だと聞く意味はほとんどないですよね(^^;
by ナベちはる (2021-04-04 01:15) 

middrinn

参考になる内輪話とならない内輪話がありますよね(^_^;)
by middrinn (2021-04-04 05:52) 

そら

改めて街を歩くのも良いですよね
新しい発見があったりして(^^)
by そら (2021-04-04 08:56) 

middrinn

普段はお車のようですが、歩くと視点が変わり、きっと新鮮かと(^o^)丿
by middrinn (2021-04-04 11:52) 

ネオ・アッキー

middrinnさんこんにちは。
現在は、軽小説(ライトノベル)が流行っているようです。
他にも軽評論などの分野もあるのですね。
by ネオ・アッキー (2021-04-04 13:26) 

middrinn

ナルホド!ライトノベルは思い付きませんでした(^^)
だけど、「軽小説」という言葉は初耳ですねぇ(^_^;)
by middrinn (2021-04-04 14:39) 

ニッキー

内輪話、内輪だけで受けてる話をされても「?」で
面白くもなんともない話ってありますよねぇ(*_*)
バラエティ番組でも時々そういうのがあって
速攻チャンネル変えます(⌒-⌒; )
軽喫茶ってあるんですねぇ(°_°)
メニューが軽食なのかな?
by ニッキー (2021-04-04 19:23) 

middrinn

仲間内の話をネットで世界に向けて発信するのもイミフです(^_^;)
大昔に看板を見ましたが、軽食もある喫茶店の意味ですかね(@_@;)
by middrinn (2021-04-04 19:45) 

tai-yama

「重音楽」「重喫茶」は無いですね(笑)。
「重評論」とかだと、なんかものすごく悪い評論なんだろうな
とイメージしてしまったり。
by tai-yama (2021-04-04 22:27) 

middrinn

「重」は大盛りからの連想でしょ(^_^;)
軽ブログと重ブログもあるかも(@_@;)
by middrinn (2021-04-05 06:19) 

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