191116読んだ本
更に節約だo(-`д´- o)ｶﾞﾝﾊﾞﾙ!!と書いたそばから、少々お高い古本を注文してしまった(ﾉ_-;)ﾄﾎﾎ…
夕方に注文したら夜には発送通知が届いたので、レターパックプラスで午後には届くかと待っていたが、
届かなかった(´･_･`) 日本郵便なので、明日の日曜の配達はないだろうから、明後日以降かな(-ω-、)
【読んだ本】
駒田信二『中国好色犯罪小説集』（旺文社文庫,1986）所蔵本
本書巻末「あとがき」によると、「法制文学」と呼ばれる犯罪実話集・裁判実話集が現代においても
「法制教育参考書」などと称して出版されている由(￣◇￣;) この類いのは大昔から行政官（司法官
を兼ねてる）の参考書として出版され、五代の後周の『疑獄集』、宋の『折獄亀鑑』や『棠陰比事』、
明の『包公案』（『竜図公案』）などの裁判説話集が有名で、西鶴『本朝桜陰比事』、無名氏『本朝
藤陰比事』、馬琴『青砥藤綱摸稜案』、更には『板倉政要』『大岡政談』等といった裁判説話の種本
になったとか(^_^;) 「・・・江戸時代の裁判説話にはほとんど影響を及ぼさなかった裁判小説（ある
いは犯罪小説）が、宋・元・明の白話（口語）の短篇小説を集大成した『三言二拍』に、数多くは
ないが何篇かあ」り、本書の大半は、その内の『醒世恒言』『初刻拍案驚奇』から素材を得た由(^^)
9日に「女菩薩の穴」と「生姜売り殺人事件」、11日に「彩雲堂縁起」と「尼僧殺人事件」、13日に
「亡者の巷」と「一文銭事件」、今日「色鞋殺人事件」と「騎馬娘の仇討」を読んで本書読了(^o^)丿
「色鞋殺人事件」、浙江の杭州で代々の大金持ちである張進、男ぶりがよい上に気がやさしく、湯水
のように金を使うので、モテモテだったが、ある日、ある町で、何気なく顔を上げると、前方の家の
二階の窓から顔を出してる女に一目惚れし、女も張進を見て身内がしびれるのを感じたとか(＠_＠;)
その女のことが忘れられず、再び見に行くが窓は閉まってて、翌日も閉まっていたので、近くの人に
訊くと、その家の主は疫病神とあだ名されているロクデナシのごろつき潘用で、翠玉という親に似ず
可愛い一人娘がいるが、潘用は掌中の玉のように大事にしてて、つけ文しただけで半殺しになった男
もいるとか(＠_＠;) それでも、その家の前に行くと、窓に女の顔があり、張進が咳払いをすると女も
気付いて、張進が微笑むと微笑みを返してきた(＠_＠;) 満月の夜、家の前に行くと、女は窓から月を
見ていたので、張進は咳払いをし、目が合うと女は微笑んだ(＠_＠;) 張進は薄絹の赤い手巾を菱形に
たたんで上に投げると、女は受け取ることが出来たが、ソレは愛してるというサインだった(＠_＠;)
女も片方の鞋［くつ］をぬいで張進へと落としたが、女が鞋を男に渡すのは身を任せるというサイン
だった(＠_＠;) 造花売りだが、裏では男女の仲のとりもちをして稼いでいる陸婆が潘用の家に出入り
していることを知った張進は翠玉と逢えるよう仲立ちを頼んだところ・・・ワルがいるねぇ(＠_＠;)
「騎馬娘の仇討」、明の宣徳年間の淮安に蔡という資産家があり、当主の蔡武は淮安軍営の軍政官も
務めていたが、無類の酒好きで、ついに官職も捨てて毎日昼間から酒を飲んで暮らしていた(＠_＠;)
しかし、蔡武を湖広方面軍の警備司令官に起用したいとの話があり、娘の瑞玉は酒を理由に反対も、
推薦者の顔を立て、そして家門の名誉にもなるので、蔡武は引き受けることにした(＠_＠;) 任地へと
赴任するため、衣服や装身具、宝石や貴金属などを荷造りして、船に乗り込んだが、船頭の陳小四は
沢山の荷物が積み込まれるのを見て眼をキラキラと光らせていた・・・ヒロインがどんどん堕ちまくる
漫画的展開ﾋｨｨｨｨｨ(ﾟﾛﾟ;ﾉ)ﾉ こーゆーハチャメチャな展開の作品を読む度に大昔に読んだヴォルテール
（吉村正一郎訳）『カンディード』（岩波文庫,1956）を何故か連想しちゃうけど、再読はせず(^_^;)
とまれ、「女菩薩の穴」は陳腐だけど、他は（漫画的な作品もあるも）ストーリー展開は愉しめた(^^)
あらすじはネタバレ防止でストーリーが急展開して面白くなる手前までしか記してないC= (-。- ) ﾌｩｰ
夕方に注文したら夜には発送通知が届いたので、レターパックプラスで午後には届くかと待っていたが、
届かなかった(´･_･`) 日本郵便なので、明日の日曜の配達はないだろうから、明後日以降かな(-ω-、)
【読んだ本】
駒田信二『中国好色犯罪小説集』（旺文社文庫,1986）所蔵本
本書巻末「あとがき」によると、「法制文学」と呼ばれる犯罪実話集・裁判実話集が現代においても
「法制教育参考書」などと称して出版されている由(￣◇￣;) この類いのは大昔から行政官（司法官
を兼ねてる）の参考書として出版され、五代の後周の『疑獄集』、宋の『折獄亀鑑』や『棠陰比事』、
明の『包公案』（『竜図公案』）などの裁判説話集が有名で、西鶴『本朝桜陰比事』、無名氏『本朝
藤陰比事』、馬琴『青砥藤綱摸稜案』、更には『板倉政要』『大岡政談』等といった裁判説話の種本
になったとか(^_^;) 「・・・江戸時代の裁判説話にはほとんど影響を及ぼさなかった裁判小説（ある
いは犯罪小説）が、宋・元・明の白話（口語）の短篇小説を集大成した『三言二拍』に、数多くは
ないが何篇かあ」り、本書の大半は、その内の『醒世恒言』『初刻拍案驚奇』から素材を得た由(^^)
9日に「女菩薩の穴」と「生姜売り殺人事件」、11日に「彩雲堂縁起」と「尼僧殺人事件」、13日に
「亡者の巷」と「一文銭事件」、今日「色鞋殺人事件」と「騎馬娘の仇討」を読んで本書読了(^o^)丿
「色鞋殺人事件」、浙江の杭州で代々の大金持ちである張進、男ぶりがよい上に気がやさしく、湯水
のように金を使うので、モテモテだったが、ある日、ある町で、何気なく顔を上げると、前方の家の
二階の窓から顔を出してる女に一目惚れし、女も張進を見て身内がしびれるのを感じたとか(＠_＠;)
その女のことが忘れられず、再び見に行くが窓は閉まってて、翌日も閉まっていたので、近くの人に
訊くと、その家の主は疫病神とあだ名されているロクデナシのごろつき潘用で、翠玉という親に似ず
可愛い一人娘がいるが、潘用は掌中の玉のように大事にしてて、つけ文しただけで半殺しになった男
もいるとか(＠_＠;) それでも、その家の前に行くと、窓に女の顔があり、張進が咳払いをすると女も
気付いて、張進が微笑むと微笑みを返してきた(＠_＠;) 満月の夜、家の前に行くと、女は窓から月を
見ていたので、張進は咳払いをし、目が合うと女は微笑んだ(＠_＠;) 張進は薄絹の赤い手巾を菱形に
たたんで上に投げると、女は受け取ることが出来たが、ソレは愛してるというサインだった(＠_＠;)
女も片方の鞋［くつ］をぬいで張進へと落としたが、女が鞋を男に渡すのは身を任せるというサイン
だった(＠_＠;) 造花売りだが、裏では男女の仲のとりもちをして稼いでいる陸婆が潘用の家に出入り
していることを知った張進は翠玉と逢えるよう仲立ちを頼んだところ・・・ワルがいるねぇ(＠_＠;)
「騎馬娘の仇討」、明の宣徳年間の淮安に蔡という資産家があり、当主の蔡武は淮安軍営の軍政官も
務めていたが、無類の酒好きで、ついに官職も捨てて毎日昼間から酒を飲んで暮らしていた(＠_＠;)
しかし、蔡武を湖広方面軍の警備司令官に起用したいとの話があり、娘の瑞玉は酒を理由に反対も、
推薦者の顔を立て、そして家門の名誉にもなるので、蔡武は引き受けることにした(＠_＠;) 任地へと
赴任するため、衣服や装身具、宝石や貴金属などを荷造りして、船に乗り込んだが、船頭の陳小四は
沢山の荷物が積み込まれるのを見て眼をキラキラと光らせていた・・・ヒロインがどんどん堕ちまくる
漫画的展開ﾋｨｨｨｨｨ(ﾟﾛﾟ;ﾉ)ﾉ こーゆーハチャメチャな展開の作品を読む度に大昔に読んだヴォルテール
（吉村正一郎訳）『カンディード』（岩波文庫,1956）を何故か連想しちゃうけど、再読はせず(^_^;)
とまれ、「女菩薩の穴」は陳腐だけど、他は（漫画的な作品もあるも）ストーリー展開は愉しめた(^^)
あらすじはネタバレ防止でストーリーが急展開して面白くなる手前までしか記してないC= (-。- ) ﾌｩｰ
節約は大好きな本を買うためもあると思えば(⌒-⌒; )
男性が薄絹の赤い手巾を菱形にたたんで上に投げる＝愛してるのサイン(°_°)
女性が片方の鞋を脱いで落とす＝身を任せるサイン(°_°)
どちらも知らないと大変な目に合いそうです(*_*)
by ニッキー (2019-11-16 19:19)
奥様にされて、イミフなお顔をされたら、拙ブログを示して下さい(^o^)丿
圭太様が空腹を訴えてキッチンの上から物を落とすのを見たいです(^_^;)
by middrinn (2019-11-16 19:57)
酒好きを警備司令官に任命したいとはどんな上司なんだろう？
三国志の張飛ですら痛い目にあっているのに・・・と思ったり。
ヒロインはあんなことやこんなことになるのかな。
by tai-yama (2019-11-16 22:30)
注文された古本、届くのが楽しみですね！
by ナベちはる (2019-11-17 01:45)
おはようございます＾＾
節約ばかりではお金が泣くので、使ってこその節約でしょ＾＾
世の中にはいろんなサインがあるのですね～いまさらですけれど（－。－
酒好きは困りますね。仕事も時には棒に振る・・・でも、わたくしも酒（焼酎）好き(^-^♪
by mimimomo (2019-11-17 06:27)
彼に恩義を感じてたので推薦者も推したわけですよ(^_^;)
警備司令官として着任する前に酒で・・・ﾋｨｨｨｨｨｨ(ﾟﾛﾟ;ﾉ)ﾉ
tai-yama様のお好きな「あんなことこんなこと」です^_^;
by middrinn (2019-11-17 06:57)
ですねぇ(^o^)丿 でも、例によって読み込んでいく内に
ナベちはる様、ボロクソに批判し始めちゃうかも(^_^;)
by middrinn (2019-11-17 06:59)
使う時はドカーンと使いますけどねぇ(^_^;)
酒に限らず、何かに依存して中毒なのはダメ
ですよねぇ・・・本も(^_^;) 焼酎好きとは、
mimimomo様、やはり九州女ですね(〃'∇'〃)
by middrinn (2019-11-17 07:02)
middrinnさんのブログに感化され、買い過ぎました(>_<) 安い本とはいえ、この本も積ん読にならないよう、ちょこちょこと読み進めます。どんな結末かなぁ....(^_^;)
by yokomi (2019-11-17 08:51)
世の中の憂さから現実逃避するのには最適かと(^_^;)
でも、2冊で送料込でも1000円は超えないかと(^_^;)
by middrinn (2019-11-17 09:02)