190731読んだ本
批判的に考えながら読んでれば速く読めるわけがなく、多読の人は考えずに読んでいるということ(^_^;)
「読書とは他人にものを考えてもらうことである。1日を多読に費やす勤勉な人間はしだいに自分でもの
を考える力を失ってゆく。」とショウペンハウエル(斎藤忍随訳)『読書について 他二篇』(岩波文庫
,1960→83改版)の表紙カヴァーにあるのは尤もな話〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ 偶々ネットで見付けた
朝日新聞デジタル(2019年7月23日13時17分)の「読解力テーマに 佐藤ママが講演」なる記事に爆笑^_^;
4人の子どもを国内最難関とされる東大合格に導いた「佐藤ママ」こと
佐藤亮子さんの講演会が22日、町田市文化交流センターで開かれ、
約130人が参加した。朝日新聞社、多摩西部朝日会町田支部の主催。
テーマは「読解力アップの黄金ルール」。佐藤さんは
「読解力は一朝一夕にはつかない」としたうえで、
「新聞や本の内容をうのみにせず、批判的に読み、
自分なりの意見を考える」ことを薦めた。
さらに「そうした読み方は知識がないとできない」とし、
「知識をつけるためには、新聞や本をたくさん読まなければいけない」
などとアドバイスした。
「新聞や本の内容をうのみにせず、批判的に読み、自分なりの意見を考える」、「そうした読み方は
知識がないとできない」までは納得も、最後の「アドバイス」には、ズッコケてしまったよ(^_^;)
【読んだ本】
角田喜久雄&山口将吉郎(絵)『黒岳の魔人』(中公文庫,2007改版)所蔵本
読了(-ω-、) 昨日のはモチ「再読もあり(^^)」だけど、「時間あれば^_^;」より「暇もないし(-_-)」
に近い本書(´・_・`) 絵物語だけど、絵が好かん(´ヘ`;) ストーリーも「後記」によると、昭和28年
4月~10月に読売新聞夕刊に連載され、「編集部から、家庭欄にのせる子供向けの絵物語だが、同時に
大人の興味も惹くようなものを、という注文」があった由、でも、所詮は「子供向け」だよ(-ω-、)
〈「劇画の原点」となった『黒岳の魔人』〉と題した岡崎武志の〈解説〉を引いておく( ̄ヘ ̄)y-゚゚゚
もう十年以上も前、評論家の紀田順一郎さんのお宅へ取材でうかがった時、
雑談で中公文庫の話になった。中公文庫がいかに魅力的な文庫であるかを、
この碩学と語れるなんて、幸せなこと。眼の色を変え、あれやこれやと夢中になって
喋っているなか、紀田さんが「そういえば、中公文庫にマンガが入ってるでしょう」と
おっしゃった。・・・紀田さんは昭和十年の生まれ。『黒岳の魔人』は正確には
「絵物語」と呼ぶべきだろうが、紀田さんの世代では、あれも「マンガ」なのだ。・・・/
じつはそのとき、私はまだ『黒岳の魔人』を所持していなかった。帰宅してから
すぐ調べると、これは昭和五十八年に出たが、すでに品切れになっている。
「品切れになった中公文庫は眼をつぶってでも買え」とは、我ら文庫ファンの合い言葉
(じつは私がいま作った)。・・・/・・・/さて、その『黒岳の魔人』だが、
初版カバー裏の紹介文には〈黄金を呼ぶ名笛「かわせみ」を追って、甲斐の黒岳に巣食う
魔人と闘う勇敢な少年剣士子助と三平の痛快絵物語〉とある。洞窟に幽閉された謎の老人、
宝の隠し場所を記す手紙、埋蔵金、妖術を使う魔人と、これまで何度も繰り返し
映画、ドラマ、少年小説などで使われた道具立てだ。また、勇敢な美少年剣士と
コメディリリーフ的役割を果たす助手のコンビに、足手まといになりながら
画面に花を添える美少女という正三角形も、おなじみの絵柄。・・・
正しくは「品切れになった肌色の中公文庫は眼をつぶってでも買え」かと〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ
・紀田順一郎が書物にメチャ詳しいのは認めるが「碩学」だなんて山口昌男ならともかく笑止かと(^_^;)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2018-10-21
「読書とは他人にものを考えてもらうことである。1日を多読に費やす勤勉な人間はしだいに自分でもの
を考える力を失ってゆく。」とショウペンハウエル(斎藤忍随訳)『読書について 他二篇』(岩波文庫
,1960→83改版)の表紙カヴァーにあるのは尤もな話〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ 偶々ネットで見付けた
朝日新聞デジタル(2019年7月23日13時17分)の「読解力テーマに 佐藤ママが講演」なる記事に爆笑^_^;
4人の子どもを国内最難関とされる東大合格に導いた「佐藤ママ」こと
佐藤亮子さんの講演会が22日、町田市文化交流センターで開かれ、
約130人が参加した。朝日新聞社、多摩西部朝日会町田支部の主催。
テーマは「読解力アップの黄金ルール」。佐藤さんは
「読解力は一朝一夕にはつかない」としたうえで、
「新聞や本の内容をうのみにせず、批判的に読み、
自分なりの意見を考える」ことを薦めた。
さらに「そうした読み方は知識がないとできない」とし、
「知識をつけるためには、新聞や本をたくさん読まなければいけない」
などとアドバイスした。
「新聞や本の内容をうのみにせず、批判的に読み、自分なりの意見を考える」、「そうした読み方は
知識がないとできない」までは納得も、最後の「アドバイス」には、ズッコケてしまったよ(^_^;)
【読んだ本】
角田喜久雄&山口将吉郎(絵)『黒岳の魔人』(中公文庫,2007改版)所蔵本
読了(-ω-、) 昨日のはモチ「再読もあり(^^)」だけど、「時間あれば^_^;」より「暇もないし(-_-)」
に近い本書(´・_・`) 絵物語だけど、絵が好かん(´ヘ`;) ストーリーも「後記」によると、昭和28年
4月~10月に読売新聞夕刊に連載され、「編集部から、家庭欄にのせる子供向けの絵物語だが、同時に
大人の興味も惹くようなものを、という注文」があった由、でも、所詮は「子供向け」だよ(-ω-、)
〈「劇画の原点」となった『黒岳の魔人』〉と題した岡崎武志の〈解説〉を引いておく( ̄ヘ ̄)y-゚゚゚
もう十年以上も前、評論家の紀田順一郎さんのお宅へ取材でうかがった時、
雑談で中公文庫の話になった。中公文庫がいかに魅力的な文庫であるかを、
この碩学と語れるなんて、幸せなこと。眼の色を変え、あれやこれやと夢中になって
喋っているなか、紀田さんが「そういえば、中公文庫にマンガが入ってるでしょう」と
おっしゃった。・・・紀田さんは昭和十年の生まれ。『黒岳の魔人』は正確には
「絵物語」と呼ぶべきだろうが、紀田さんの世代では、あれも「マンガ」なのだ。・・・/
じつはそのとき、私はまだ『黒岳の魔人』を所持していなかった。帰宅してから
すぐ調べると、これは昭和五十八年に出たが、すでに品切れになっている。
「品切れになった中公文庫は眼をつぶってでも買え」とは、我ら文庫ファンの合い言葉
(じつは私がいま作った)。・・・/・・・/さて、その『黒岳の魔人』だが、
初版カバー裏の紹介文には〈黄金を呼ぶ名笛「かわせみ」を追って、甲斐の黒岳に巣食う
魔人と闘う勇敢な少年剣士子助と三平の痛快絵物語〉とある。洞窟に幽閉された謎の老人、
宝の隠し場所を記す手紙、埋蔵金、妖術を使う魔人と、これまで何度も繰り返し
映画、ドラマ、少年小説などで使われた道具立てだ。また、勇敢な美少年剣士と
コメディリリーフ的役割を果たす助手のコンビに、足手まといになりながら
画面に花を添える美少女という正三角形も、おなじみの絵柄。・・・
正しくは「品切れになった肌色の中公文庫は眼をつぶってでも買え」かと〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ
・紀田順一郎が書物にメチャ詳しいのは認めるが「碩学」だなんて山口昌男ならともかく笑止かと(^_^;)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2018-10-21
タグ:小説
2019-07-31 16:40
コメント(14)
「新聞や本の内容をうのみにせず、批判的に読み、自分なりの意見を考える」納得ですが
そのために知識を蓄えるためには本や新聞を読めとは(⌒-⌒; )
鶏が先か卵が先か・・・と一緒かなw
by ニッキー (2019-07-31 21:59)
こども4人東大出なので親が凄い・・・と言うのはなんか違う様な
気も(子供の頑張りは?)。絶版と品切れは確かに意味合いが
違うかも(笑)。
by tai-yama (2019-07-31 23:48)
「新聞や本の内容をうのみにせず、~、、~考える」
読書だけでなく全ての物事に言えることだと思います。
展覧会でもイヤホーン聴きながら作品みるのも同じだと思います。
まず自分の眼で見て考えて、それから説明聞いても良いかなと。
by mirro (2019-08-01 00:09)
「自分なりの意見を考える」の部分までは「確かに」と思いつつ、最後は何があってその発言が出たのだろうと思いました(^^;
by ナベちはる (2019-08-01 01:03)
その読み方を知りたい、どう読んだらいいのかを知りたいとゆーのに(^_^;)
ニッキー様、長打のコツが知りたい選手にひたすら打てとゆーが如き(^_^;)
by middrinn (2019-08-01 05:06)
たしかに(^_^;) 学校や予備校の指導もあったでしょうしね(^_^;)
tai-yama様、たしかに「品切れ」なら増刷の可能性ありますね(^^)
by middrinn (2019-08-01 05:07)
ナルホド(^_^;) たしかにイヤホンの解説をいきなり聞くのは(^_^;)
mirro様、先ず自分で考えてから聞いた方が深まりそうですね(〃'∇'〃)
by middrinn (2019-08-01 05:10)
そーなんですよ(^_^;) たしかに、たしかに、と読み進めていったら、
ナベちはる様、最後に、はぁぁ?!というアドバイスが出てきたから、
その程度の方なのかと(^_^;) 聴く価値があるようには・・・(^_^;)
by middrinn (2019-08-01 05:14)
ん〜、私は活字をあまり読まなかったからなぁ
学生時代にもっと読んでおくべきでした(^^;
by そら (2019-08-01 06:31)
今からでも遅くないですよ(^o^)丿
通勤時間の有効活用にいいかも(^^)
by middrinn (2019-08-01 06:37)
佐藤どんの公演は「お前らに品種改良は無理だよ」と言ってるようにも受け取れそう。
東大に4人ともなればメディアは持ち上げるだろうけれど、中身が伴ってないんぢゃない?という気も。
by Rifle (2019-08-01 07:36)
朝日新聞社主催で「新聞・・・をたくさん読まなければいけない」と講演し、
朝日新聞購読者が増えて、そこから講演料か出る、という構造だったり^_^;
by middrinn (2019-08-01 08:03)
うちの子も幅広くたくさんの書物を読んでいました。
お陰で引っ越しする時が大変でした(^^;
佐藤ママのお子様たちの卒業後の就職先が気になります(^^;
by 美美 (2019-08-01 17:10)
研究費で今も本を沢山お買いになられているのではないかと(^_^;)
佐藤ママに倣って佐藤ジュニアとしてタレントになったりして^_^;
by middrinn (2019-08-01 17:16)