190714読んだ本
モモイロヒルザキツキミソウ、庭のあちらこちらで咲いてるんだけど、ホント可愛いよねぇ(〃'∇'〃)
明日は楽天市場での今月最後の買い物をしようと思ってたら、購入候補の古本、先に買われちゃった(..)
【読んだ本】
桑原博史(全訳注)『西行物語』(講談社学術文庫,1981)所蔵本
苑子タンがアホな説明( https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2019-07-11 )してた芭蕉
『おくのほそ道』に出てくる西行の歌、久保田淳『新古今和歌集全注釈 一』(角川学芸出版,2011)の
訳も一緒に引く(⌒~⌒)
道のべに 清水流るる 柳かげ しばしとてこそ 立ち止まりつれ
道のほとり、清水が流れる柳の木陰に、ほんの少しの間涼もうと思って
立ち止まったのだが……。
この「……」の部分の含意は、石田吉貞『新古今和歌集全註解』(有精堂出版,1960)による同歌の訳を
読めば解るv( ̄∇ ̄)ニヤッ
道のほとりに、清水がさらさらと流れる柳の木蔭があるが、私は、ほんのちょっとの間
休もうと思ってそこへ立ち止まったのに、餘りの涼しさに、思わず長くなってしまったよ
「しばしとてこそ立ち止まりつれ」の「こそ・・・つれ」は逆接に解されると各注釈書は指摘(⌒~⌒)
窪田空穂『完本新古今和歌集評釈』上巻(東京堂出版,1964)が、この歌の心を解説してくれてる(^^)
・・・行程を期して道を歩んでいる身の、休息などすべきではないが、
道のべに清水の流れている柳かげを見かけると、休息の誘惑を感じて、
しばしと思って立ちどまった。だが休息の快さからつい時を過ごしてしまい、
心づいて立ち上がった時、そうしたなりゆきになった自身に、
おのずから省察の念が起こって来た。それがこの歌の心である。・・・
だが、和歌に疎いのでは?と再三指摘してきた桑原博史、本書で次のように訳してたよC= (-。- ) フゥー
道ばたの清水の流れている柳の木陰の涼しさよ、わたしはしばしの憩いを求めて
立ち止まるのだ。旅の疲れをいやそうと思って──。
『西行物語』、作者は西行の生涯や和歌を歪めているし、訳注者の和歌の訳も信用できないね(-ω-、)
・恋歌を「出家遁世の心境を吐露したもの」としたり『西行物語』作者がフリーダムすぎヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2016-07-03
・『西行物語』作者の和歌に対する見識の無さは、「実方中将の墓を訪れる場面」からも判るよ(-ω-、)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2018-03-09
・桑原博史は国文学者だけど物語文学が専門で和歌には疎いのではないかヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2019-05-24
・伊勢タンの秀歌「散り散らず」を桑原博史(校注)『新潮日本古典集成 無名草子』が謎の解釈(゚ロ゚;)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2019-05-29
・「今まで和歌と物語とは、別々に研究」され「和歌研究と物語研究とが、いささか遊離していた」(..)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2019-07-03
明日は楽天市場での今月最後の買い物をしようと思ってたら、購入候補の古本、先に買われちゃった(..)
【読んだ本】
桑原博史(全訳注)『西行物語』(講談社学術文庫,1981)所蔵本
苑子タンがアホな説明( https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2019-07-11 )してた芭蕉
『おくのほそ道』に出てくる西行の歌、久保田淳『新古今和歌集全注釈 一』(角川学芸出版,2011)の
訳も一緒に引く(⌒~⌒)
道のべに 清水流るる 柳かげ しばしとてこそ 立ち止まりつれ
道のほとり、清水が流れる柳の木陰に、ほんの少しの間涼もうと思って
立ち止まったのだが……。
この「……」の部分の含意は、石田吉貞『新古今和歌集全註解』(有精堂出版,1960)による同歌の訳を
読めば解るv( ̄∇ ̄)ニヤッ
道のほとりに、清水がさらさらと流れる柳の木蔭があるが、私は、ほんのちょっとの間
休もうと思ってそこへ立ち止まったのに、餘りの涼しさに、思わず長くなってしまったよ
「しばしとてこそ立ち止まりつれ」の「こそ・・・つれ」は逆接に解されると各注釈書は指摘(⌒~⌒)
窪田空穂『完本新古今和歌集評釈』上巻(東京堂出版,1964)が、この歌の心を解説してくれてる(^^)
・・・行程を期して道を歩んでいる身の、休息などすべきではないが、
道のべに清水の流れている柳かげを見かけると、休息の誘惑を感じて、
しばしと思って立ちどまった。だが休息の快さからつい時を過ごしてしまい、
心づいて立ち上がった時、そうしたなりゆきになった自身に、
おのずから省察の念が起こって来た。それがこの歌の心である。・・・
だが、和歌に疎いのでは?と再三指摘してきた桑原博史、本書で次のように訳してたよC= (-。- ) フゥー
道ばたの清水の流れている柳の木陰の涼しさよ、わたしはしばしの憩いを求めて
立ち止まるのだ。旅の疲れをいやそうと思って──。
『西行物語』、作者は西行の生涯や和歌を歪めているし、訳注者の和歌の訳も信用できないね(-ω-、)
・恋歌を「出家遁世の心境を吐露したもの」としたり『西行物語』作者がフリーダムすぎヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2016-07-03
・『西行物語』作者の和歌に対する見識の無さは、「実方中将の墓を訪れる場面」からも判るよ(-ω-、)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2018-03-09
・桑原博史は国文学者だけど物語文学が専門で和歌には疎いのではないかヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2019-05-24
・伊勢タンの秀歌「散り散らず」を桑原博史(校注)『新潮日本古典集成 無名草子』が謎の解釈(゚ロ゚;)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2019-05-29
・「今まで和歌と物語とは、別々に研究」され「和歌研究と物語研究とが、いささか遊離していた」(..)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2019-07-03
タグ:和歌
最後の買い物、他の人に買われてしまって残念ですね((+_+))
by ナベちはる (2019-07-15 01:25)
モモイロヒルザキツキミソウ、調べてみました。
かわいい花ですね!
by にゃごにゃご (2019-07-15 05:01)
全ての計画がパーになってしまい、
ナベちはる様、悲しいです(+_+)
by middrinn (2019-07-15 05:53)
ほんのりとした色づきが上品な感じ(^^)
にゃごにゃご様のお庭にもあるかも(^^)
by middrinn (2019-07-15 05:55)
おはようございます^^
モモイロヒルザキツキミソウなんて花があるとは知らなかったですよ。特別の名みたいですね。
ヒルザキツキミソウの最初から桃色をしているものだけに言うらしい。
ネットの古本って売れているのですね~
和歌の解釈って難しいですね。もっとも明らかに間違っていると言うのはやはり「ちょっと」
指摘したくなりますよね(わたくしにはそれすらわからないけれど)(-。-
by mimimomo (2019-07-15 06:40)
それだけ可愛いからかしら(〃'∇'〃) この世に同じ趣味の人間か
存在したということなんでしょうか(@_@;) このケースなんかは、
既に多くの注釈書の先行訳があったわけですからねぇヾ(`◇´)ノ
by middrinn (2019-07-15 06:48)
モモイロヒルザキツキミソウ、ホント可愛いですね!
ベランダのプランターにでも植えましょうか(^^)
休憩しちゃいますよねぇ、でも心地良い中辛さが身染みてしまうのも
なんだか心が折れそうになりますね(^^;
by そら (2019-07-15 08:21)
あちこちに生えているので繁殖力が強そうですが、
可愛いから愛でてあげたくなりますよね(〃'∇'〃)
ちょっとだけと思っていたのに長居しちゃうとこが
人間なんでしょうけど堕落の一歩かも((;゚Д゚)ヒィィィ!
by middrinn (2019-07-15 08:30)
何時もコメントありがとうございます<(_ _*)>
先に(古本)買われてしまって残念ですね(T-T)
タイミングって難しいものですね・・・
by たじまーる (2019-07-15 10:36)
スパリゾートハワイアンズには、もうお着きかしらね(^^)
お嬢様と楽しんで下さいね(^o^)丿 小生は古本探し^_^;
by middrinn (2019-07-15 12:24)
月見草と云えば黄色でしょ!と 幼い頃から黄色しか知らないので
反論したくなりますが、やさしい色合いで可愛いから・・・(^^;
帰化植物で野生化しているそうですね?こちらでは未だ見かけません。
by cooper (2019-07-15 18:58)
月見草は、花の形が・・・色もちょっと・・・(^_^;)
帰化植物だったんですね( ̄◇ ̄;) コレぐらい無くても、
cooper様のお庭は色々なお花で多彩ですよね(〃'∇'〃)
by middrinn (2019-07-15 19:42)
「……」これって「ご想像にお任せします」の意味なのではと
思ったり(手抜きか!)。暑い日なら"立ち止まりつれ"も長くなるかも。
by tai-yama (2019-07-15 23:24)
ある意味、たしかに「ご想像にお任せします」ですし、
読解力のある読者に期待した「手抜き」かも(^_^;)
by middrinn (2019-07-16 06:14)