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190530読んだ本&買った本

連休中のブックオフのウルトラセールで貰った本1割引きクーポン券の有効期限が明日ヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ
使えるのは購入店舗だけかと思ってたら全店舗で使えた((;゚Д゚)ヒィィィ! セールの翌日から使えたけど
20%オフで買えたのを10%オフで買うなんてねぇ~とセール直後は使う気になれないから、こうやって
毎年期限ギリギリまで使わず手元に残るんだよねぇ(´ヘ`;) 2枚あるけど、どーすんべかなぁ(-ω-、)

【読んだ本】

森銑三『偉人暦(上)』(中公文庫,1996)所蔵本

次の逸話が「五月二十四日 伊達政宗」で紹介されてた(^^) なお、同月同日は政宗の亡くなった日^_^;

    ・・・/ある時ある寺に招かれて、食後の囃子の興行の番組に「杜若[かきつばた]」が
    あるを見て、政宗、「この太鼓はおれが打とう」という。人々おぼつかなく思ったが、
    やがてその太鼓の序破急の、節に叶っているにおどろいた。寺僧達、「陸奥守殿は
    太鼓の功者」と褒めそやす。政宗得意となって、「杜若ばかりじゃない。獅子、姥捨の秘曲
    だろうが何でもないよ。猿楽師など某[それがし]が片撥[かたばち]にも足らぬ」などと
    鼻をうごめかしたが、ふと言葉を改めて、「いや細川幽斎は太鼓に限らず多芸だが、
    一生自慢しなかった。われらが今の放言は、人柄も太鼓も幽斎に劣る証拠よ」と
    呵々大笑した。/・・・

意外感ありつつも、イメージ通りなエピソード(^_^;) この後、「・・・彼の和歌にも誦すべきものが
少[ママ]くない。」として紹介されている歌で、「武蔵野の月という題」のが気になった(@_@;)

    出づるより 入る山の端は いづくぞと 月にとはまし 武蔵野の原

『新古今和歌集』の摂政太政大臣(藤原良経)の次の歌を意識して詠んだものではないかと愚考(^_^;)
    
    行く末は 空もひとつの 武蔵野に 草の原より 出づる月影

【買った本&読んだ本】

みなもと太郎『風雲児たち 幕末編 32』(リイド社SPコミックス,2019)

Yahoo!ショッピング内の「bookfanプレミアム」で27日発売の新品596円を161p使って435円で購入(^_^;)
本巻の内容は、生麦事件が大半で、最終章だけ田中新兵衛の「種割れ」(ガンダムSEED)、てゆーか、
刺客として覚醒した話(^_^;) 生麦事件と聞くと思い出すのが、「160523読んだ本」に書いたこと(^_^;)

  最後に誤植ネタを1つ紹介(^^) 某学会の機関誌に載ってた投稿論文を見ていたら、注だったかに
  挙げられてた引用文献の執筆者名が正しくは「麦島文夫」なのに「生麦文夫」となってた(@_@)
  〝ナマムギフミオ〟という語呂も相俟って大爆笑^_^; 〈生麦事件〉と命名されましたとさ^_^;

本作品は歴史漫画だけど基本はギャグ漫画だから、田中新兵衛も海音寺潮五郎『幕末動乱の男たち 下』
(新潮文庫,1975)の「三刺客伝」で描かれている田中新兵衛の方が(当たり前だけど)いいねぇ(^_^;)
タグ:歴史 列伝 和歌
コメント(16) 
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コメント 16

ニッキー

そういえばかみさんも10%引きのクーポン券持ってたけど
「20%引きで買った後に10%引きの券渡されてもねぇ(*_*)」と
言いながらとりあえずは持ってたと思うけど
あれからブックオフに行ってないから期限切れになるなぁ(⌒-⌒; )
「麦島文夫」よりは「生麦文夫」の方が覚えやすいかもw
by ニッキー (2019-05-30 21:11) 

middrinn

セール後の消費者心理の冷え込みを避けよう
として配布しているんでしょうけどね(^_^;)
生麦を踏んでるみたいじゃないですかぁ^_^;
by middrinn (2019-05-30 21:19) 

Mashiro

「麦島文夫」が「生麦文夫」。
思わず笑ってしまいました!
笑いのツボにはいってしまいました^^

by Mashiro (2019-05-30 21:35) 

middrinn

ですよねぇ(^_^;) あまりの秀逸さに、誤植
にもかかわらず感心しちゃいました(^_^;)
by middrinn (2019-05-30 21:38) 

tai-yama

細川幽斎公は管領家の超名門生まれなので・・・。
幽斎なら自慢げに太鼓を叩くこともなかっただろうな。
幽斎は伊達政宗も憧れるぐらいカリスマな人だったのかも。
by tai-yama (2019-05-30 23:51) 

ナベちはる

クーポン券は、ギリギリになりますよね。
使うものがあれば良いのですが、無理してまで券を使って本を買うわけにもいかないので、タイミングが大切だなと思います(-ω-;)
by ナベちはる (2019-05-31 01:08) 

middrinn

細川幽斎は没後に実は藤原定家の生まれ変わりだったと
tai-yama様、当時は噂が流れたそうですヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ
by middrinn (2019-05-31 05:31) 

middrinn

ですよねぇ(^_^;) 買いたい本があるかどうかですよね(^_^;)
ナベちはる様のおっしゃる通りで、そのタイミングですね(^^)
by middrinn (2019-05-31 05:33) 

cooper

年金生活者は割引に惑わされません。(^-^)
でもポイント切れには……即購入です。(^^; 
by cooper (2019-05-31 07:54) 

middrinn

割引もポイント分値引きも同じじゃないですかぁ(^_^;)
ちなみに、ポイント還元より値引きを重視してます(^^)
by middrinn (2019-05-31 07:57) 

mimimomo

こんばんは^^
middrinnさんはbook offで購入するばかりで売るってことはなさらないの?
今日、わたくしは売ってきました(夫に頼んだのだけれど) 全部時代小説^^
大事な本は本棚だからね。
伊達政宗ってほとんど詳しいことは知らないですが、なかなかの人物ですね。
by mimimomo (2019-05-31 18:28) 

middrinn

信じられないくらい安値で買い取られるので、もう長いこと売ってないです(^_^;)
しかも、買い取ってくれない本もあって、貰い物の某宗教団体の指導者の本は兎も角、
日本国憲法の専門書を「法律は変わるので」と断られた時には、「憲法は一度も改正
されたことないんだけど」と呟いちゃいました(^_^;) 政宗も伊達者ですね(^_^;)
by middrinn (2019-05-31 18:36) 

そら

期限が切れなくてよかったと前向きに!!
そういえば私もスマホのアプリでクーポンをたくさん持っていますが
全然使ってないです(^^;
by そら (2019-05-31 19:49) 

middrinn

お互い、これからはクーポンを上手く活用しましょう(^o^)丿
一枚は家族に渡したところ、早速今日使ったそうです(^_^;)
by middrinn (2019-05-31 19:55) 

YURI

「武蔵野」と「月」の組み合わせは、大変興味深いです。おっしゃる通り、藤原良経の歌を意識するのは王道ですよね。その他に、続古今集の「武蔵野は月の入るべき峰もなし尾花の末にかかる白雲」と、そこから派生した俗謡「武蔵野は月の入るべき山もなし草より出でて草にこそ入れ」などはどうでしょう。江戸時代前期に流行したようです。
by YURI (2019-06-02 13:29) 

middrinn

ともに武蔵野の広大さを詠んでいても、京都では月は山から出るものなのに
原から出るのかと驚いた良経に対し、沈む方だってそうじゃないかと政宗は
詠んだ、と解しました(^_^;) 小生は八代集までしかカヴァーしてないので、
その歌も俗謡も知りませんでしたけど、政宗の時代に近いだけあって、その
俗謡の方を、むしろ政宗は意識して詠んだ可能性が高そうですねぇ(〃'∇'〃)
by middrinn (2019-06-02 14:00) 

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