SSブログ

190319読んだ本

ネコが好きだから、今夜は「芸能人格付けチェック」を視てるよ( ̄ヘ ̄)y-゚゚゚ どういう意味かって?
タケモトピアノのCМを確実に視られるからさC= (-。- ) フゥー 東京では滅多に視られないかと(-ω-、)

【読んだ本】

島津忠夫(訳注)『新版 百人一首』(角川ソフィア文庫,2008改版16版)所蔵本
 
『百人一首』に入る安倍仲麿の歌は、『古今和歌集』の巻第九の羈旅歌の巻頭にも据えられた名歌(^^)
本書による現代語訳も引いておく(⌒~⌒)

    天の原 ふりさけみれば 春日なる 三笠の山に いでし月かも

     大空はるかに見渡すと、今しも東の空に美しい月が出ているが、ああ、この月は、
     かつて眺めた故郷奈良春日の三笠の山に出た、あの月なのかなあ。

唐に留学して35年、帰国が認められて、中国の友人たちが送別の宴を催してくれた際に詠まれた歌と、
『古今和歌集』の同歌の左注にあるが、船が難破して帰国できず、結局は唐で客死することに(;_;)

同歌の説話は『今昔物語集』の巻第二十四にも載るが、阪倉篤義&本田義憲&川端善明(校注)『新潮
日本古典集成 今昔物語集 本朝世俗部一』(新潮社,1978)巻末「付録」の「安倍仲麿の帰国」の項は、
次の問題提起( ̄◇ ̄;)

    故国へ帰れないままに唐土で死んだ。とすれば、明州(実は蘇州)で詠んだという
    「あまのはらふりさけみれば」の歌は、どのようにして日本に伝えられたのか?

そんな論点、見たことなかったけど、言われてみれば、たしかに(@_@;) 『今昔物語集』の同説話は、
安倍仲麿が無事に日本へ帰って来て同歌を伝えたことにヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ 論点は回避できるけど(^_^;)
タグ:説話 和歌
コメント(16) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

コメント 16

センニン

こんばんは。
Wikipedia によれば仲麿が唐に向かう船の上で読んだという説もあるとか。
陝西省西安市と江蘇省鎮江、奈良ロイヤルホテル敷地内に次の歌碑があるそうです。
 翹首望東天
 神馳奈良邊
 三笠山頂上
 思又皎月圓
奈良に行くので時間があれば写真が撮れるかも。
by センニン (2019-03-19 21:30) 

ニッキー

ニャンコが出演するはついついガン見しちゃいます^^
中でもYKKのCMが好きです=(^.^)=
タケモトピアノのCMは、レアですよねぇ(*_*)
by ニッキー (2019-03-19 21:39) 

middrinn

阪倉他・前掲書にも「遣唐使一行の誰か、たとえば第三船に乗って帰った
吉備真備が伝えたのか、帰国をあきらめてから誰かに託したのか。あるいは
その歌が、実は渡唐以前の作であったのか。あるいはまた、仲麿が実際に
作ったのではなく、仲麿伝説の中で成立していった歌なのであるか。結着の
つけがたい見解が現にいくつも提示されている。」云々とあります(^_^;)
センニン様による歌碑の御写真を、愉しみにお待ちしておりますm(__)m
by middrinn (2019-03-19 21:44) 

middrinn

ニッキー様のところの圭太様たちも
窓から外を眺めてるから、あのCМの
ようなドラマが秘かに展開かも(^^)
by middrinn (2019-03-19 21:48) 

tai-yama

手紙で送ったとかもありそう・・・・・
今ならブログかSNSで発表できると言う。
鑑真みたいに気合入れて7回難破して帰るとか、無理だろうな。
by tai-yama (2019-03-19 23:49) 

ナベちはる

「電話してちょーだい!」ですね。
あのCMは、いつ見ても面白いCMだと思います(笑)
by ナベちはる (2019-03-20 00:19) 

mimimomo

おはようございます^^
猫の話はよく分からないわ。
阿倍仲麻呂のこの歌、わたくしも「どうして日本に伝えられた」と言うの
気になっています。
by mimimomo (2019-03-20 07:22) 

middrinn

tai-yama様ならバイクで帰国しそうですね(^_^;)
by middrinn (2019-03-20 09:31) 

middrinn

ナベちはる様のお墨付きヤッタネ!!(v゚ー゚)ハ(゚▽゚v)ィェーィ♪
いつまでも流し続けてほしいCМですねぇ(〃'∇'〃)
by middrinn (2019-03-20 09:31) 

middrinn

財津一郎が出てるタケモトピアノCМが流れると、赤ん坊が泣き止むそうです(^^)
mimimomo様も、この論点について、新説を出されて、参戦しましょうよ(^o^)丿
by middrinn (2019-03-20 09:32) 

Cazz

赤ん坊、泣き止む伝説は以前、テレビで検証してましたが
本当みたいでした。家のワンコはジッと見てます^^
ハヅキルーペと並んで強烈ですね!
by Cazz (2019-03-20 11:04) 

middrinn

ゴン様&ハナ様、じっと視てるなんて、可愛い(〃'∇'〃)
おとなしくしない時に備えて、録画しておくとか(^_^;)
by middrinn (2019-03-20 11:45) 

cooper

~天の原 ふりさけみれば 春日なる 三笠の山に いでし月かも~
この歌を覚えたのは 子供の頃の百人一首の カルタ取り。
歳の離れた兄姉達に混じって 守っていた札は
「~乙女の姿 しばしとどめん~」 ちなみに北海道は下の句カルタです。
by cooper (2019-03-20 19:45) 

middrinn

戸板康二『最後のちょっといい話 人物柱ごよみ』(文春文庫,1994)に載ってる話に、
〈百人一首の中で、いちばん人気のある歌は、遍昭の「天津風雲のかよひ路吹きとぢよ
乙女の姿しばし留めむ」である。初期十数年の宝塚少女歌劇は、生徒の芸名を百人一首
からとっていた。篠原浅茅、雲居浪子、大江美智子、春日花子等々。そこに東京から来た
小さな娘に、小林一三は「天津乙女」という名を与えた。とっておきのものといえる。
天津は、これを終生、誇りにしていた。〉とあります(^^) 池田弥三郎『百人一首故事
物語』(河出文庫,1984)も〈わたしの周囲などでは、「あまつ風」を[かるた取りで]
おはこにした人が圧倒的に多かった。どうしてこの歌が好まれたのかはわからない。歌も
別にいろっぽくもなし、作者も僧正遍昭で、「六歌仙」の舞台には登場するが、別に
少女達のアイドルともなりようがない。「をとめの姿」などという、ことばだけの刺激
であろうか。〉云々と記しておりました(^_^;) だから、興味深いコメントです(^^)
by middrinn (2019-03-20 20:15) 

よしころん

そういえばあのCM一体いつ作成されたのでしょう?
とても息の長いCMですよねぇ^^
by よしころん (2019-03-20 21:05) 

middrinn

昭和の香りがプンプンするだけでなく、
映像そのものがメチャ古い感じ(^_^;)
会社が消えるまで放映してほしい(^^)
by middrinn (2019-03-20 21:14) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。