180121読んだ本
コメント書き込まれてたらレスせにゃと出先で自分のブログ見ようとするも、URLを憶えてないから
「けふもよむべし」と検索してみたら、全て自分で書いたものとはいえ、何でコレが？という記事が
次々表示され首傾げた(＠_＠;) エゴサーチとは違うが、他人が何見てるかが判った・・・のか(@_@)
【読んだ本】
朝7時前にネットへ接続し、ヤフートップニュースに見覚えのある名前と思いつつもページは開かず、
朝食をとりながら朝日朝刊の訃報欄を見て誰か思い出して、大昔に読んだ本を書庫から出した(^^)
彼は車から降りるとマダム・ポワンにひざまずかんばかりに挨拶し、髪がきれいだとか、
いつもお若いとか、ひとしきり彼女の美しさをほめたたえた。肌が浅黒くて眉の太い三十代の
精悍な男だった。マダム・ポワンは彼の讃辞を臣下を謁見するような態度できいていたが、
それが終わると、かつてここ［ピラミッド］ではたらいていた男だと紹介した。／
「シズオはね、日本からフランス料理の勉強をしにきたの。力になってあげなさい」／
「それはもう、分ってます」／ボキューズは腰を折り、揉み手をしながら答えた。
レストラン・ポール・ボキューズがミシュランから星を与えられる前だったが、「・・・数カ月まえに、
フランスでもっとも権威あるМ・Ｏ・Ｆ―――フランス最優秀料理人賞を、М・Ｏ・Ｆ史上最年少の
三十四歳で受賞したばかりだった。」(ﾟoﾟ;) こうして主人公との交流が始まるわけだけど、個人的に
好きなシーンの一つが、調理師学校協会と厚生省から嫌がらせをされた主人公が彼らの鼻をあかして
やろうと、フランスの超一流の料理人を呼んで日本の料理人を対象にした公開講習会を開こうと考え、
渡仏して講師候補の料理人の評判を訊くと、自ら日本へ行くと言い出した場面で、読んでて胸熱(;_;)
講習会はポール・ボキューズ、 ジャン・トロワグロ、マルク・アリックスという3人のМ・Ｏ・Ｆ賞
受賞者が講師となり、主人公が通訳を務めて、昭和47年に開かれた(^^) クリビヤックをつくってた時、
辻静雄は、ヴェジガといっただけでは会場のコックたちは誰も分るまいと思って、
それが何かくわしく説明した。／・・・／辻静雄が話し終ると、アリックスがいった。／
「ヴェジガというのは―――」／「ヴェジガの説明ならしました」／と辻静雄はいった。
「チョウザメの骨髄でしょう」／アリックスは目を丸くした。／「どうしてきみはこんな
ものまで知っているんだ？」／「エスコフィエとニニョンを勉強しましたから」／
「信じられん」／アリックスはあきれたように首を横に振った。辻静雄はにっこり笑って
それに応えた。思いがけないことだったが、心の中は満足感でいっぱいだった。フランス料理
のことで、初めてフランス人をおどろかせたのだ。彼は、このあとはどんなことにもまったく
不安を感じなくなった。／一日目の講習がすべて終り、みんなでサロンに引き上げると、
アリックスがボキューズにいった。／「いまはフランスでだってヴェジガを使う料理なんか
滅多につくらないというのに、シズオはヴェジガを知っていたんだ。信じられるかい？」／
するとボキューズがいった。「だからいっただろう。シズオはフランス人よりフランス料理
のことをよく知っているって」
海老沢泰久『美味礼讃』（文春文庫,1994）はマジ傑作(^^) しかし、海老沢泰久の文章を丸谷才一とか
褒めてたから、練習になるかと思って書き写してみたけど、もっと漢字を使った方がいいと思うぞ^_^;
よく「現職の××職員よりも××の世界に詳しい研究者」と言われるr(^ω^*)))ﾃﾚﾏｽﾅヾ(-_-;)ｼﾞﾏﾝ?
「けふもよむべし」と検索してみたら、全て自分で書いたものとはいえ、何でコレが？という記事が
次々表示され首傾げた(＠_＠;) エゴサーチとは違うが、他人が何見てるかが判った・・・のか(@_@)
【読んだ本】
朝7時前にネットへ接続し、ヤフートップニュースに見覚えのある名前と思いつつもページは開かず、
朝食をとりながら朝日朝刊の訃報欄を見て誰か思い出して、大昔に読んだ本を書庫から出した(^^)
彼は車から降りるとマダム・ポワンにひざまずかんばかりに挨拶し、髪がきれいだとか、
いつもお若いとか、ひとしきり彼女の美しさをほめたたえた。肌が浅黒くて眉の太い三十代の
精悍な男だった。マダム・ポワンは彼の讃辞を臣下を謁見するような態度できいていたが、
それが終わると、かつてここ［ピラミッド］ではたらいていた男だと紹介した。／
「シズオはね、日本からフランス料理の勉強をしにきたの。力になってあげなさい」／
「それはもう、分ってます」／ボキューズは腰を折り、揉み手をしながら答えた。
レストラン・ポール・ボキューズがミシュランから星を与えられる前だったが、「・・・数カ月まえに、
フランスでもっとも権威あるМ・Ｏ・Ｆ―――フランス最優秀料理人賞を、М・Ｏ・Ｆ史上最年少の
三十四歳で受賞したばかりだった。」(ﾟoﾟ;) こうして主人公との交流が始まるわけだけど、個人的に
好きなシーンの一つが、調理師学校協会と厚生省から嫌がらせをされた主人公が彼らの鼻をあかして
やろうと、フランスの超一流の料理人を呼んで日本の料理人を対象にした公開講習会を開こうと考え、
渡仏して講師候補の料理人の評判を訊くと、自ら日本へ行くと言い出した場面で、読んでて胸熱(;_;)
講習会はポール・ボキューズ、 ジャン・トロワグロ、マルク・アリックスという3人のМ・Ｏ・Ｆ賞
受賞者が講師となり、主人公が通訳を務めて、昭和47年に開かれた(^^) クリビヤックをつくってた時、
辻静雄は、ヴェジガといっただけでは会場のコックたちは誰も分るまいと思って、
それが何かくわしく説明した。／・・・／辻静雄が話し終ると、アリックスがいった。／
「ヴェジガというのは―――」／「ヴェジガの説明ならしました」／と辻静雄はいった。
「チョウザメの骨髄でしょう」／アリックスは目を丸くした。／「どうしてきみはこんな
ものまで知っているんだ？」／「エスコフィエとニニョンを勉強しましたから」／
「信じられん」／アリックスはあきれたように首を横に振った。辻静雄はにっこり笑って
それに応えた。思いがけないことだったが、心の中は満足感でいっぱいだった。フランス料理
のことで、初めてフランス人をおどろかせたのだ。彼は、このあとはどんなことにもまったく
不安を感じなくなった。／一日目の講習がすべて終り、みんなでサロンに引き上げると、
アリックスがボキューズにいった。／「いまはフランスでだってヴェジガを使う料理なんか
滅多につくらないというのに、シズオはヴェジガを知っていたんだ。信じられるかい？」／
するとボキューズがいった。「だからいっただろう。シズオはフランス人よりフランス料理
のことをよく知っているって」
海老沢泰久『美味礼讃』（文春文庫,1994）はマジ傑作(^^) しかし、海老沢泰久の文章を丸谷才一とか
褒めてたから、練習になるかと思って書き写してみたけど、もっと漢字を使った方がいいと思うぞ^_^;
よく「現職の××職員よりも××の世界に詳しい研究者」と言われるr(^ω^*)))ﾃﾚﾏｽﾅヾ(-_-;)ｼﾞﾏﾝ?
middrinnさん，こんばんは♪
なるほどエゴサーチか・・・へぇ～って感じの写真が上位に出てくるんだな。
ポール・ボキューズさんのお店が名古屋にもあって，時々ランチを頂いていたけど，そんなご高齢だったとは。
・・・今日は早めに頑張って帰宅したんだけど，大丈夫かな？(。´･ω･)?
by こじろう (2018-01-21 20:58)
こんばんは。
「君が何を食べているか言ってみたまえ。君がどんな人間か当ててみせよう」と言った御大の著作かと思いました。
『陰翳礼讃』は谷崎。
by センニン (2018-01-21 21:03)
武蔵が逆に巌流島で待たされたみたい、というのは冗談ですが、
こじろう様、急かしてしまって、まことに申し訳ないm(__)m
riverwalk様から、徳島にも天の岩戸があることを教えて頂いた
ばかりなのに、京都にも天の岩戸があったとはびっくり(^_^;)
by middrinn (2018-01-21 21:14)
確かに他の方がどの記事に関心があるかがわかると
「へぇ、この記事が」って思うことがあります(⌒-⌒; )
３番目に出てきた「クリスマスローズ」他の方もなぜに
この時期に咲くのに「クリスマスローズ？」と思ってりしてw
by ニッキー (2018-01-21 21:18)
センニン様、本家（？）を意識した書名ですよね(^_^;)
向井敏「解説」によると、『ブリア＝サヴァラン「美味
礼讃」を読む』（岩波書店,1989）という著作も辻静雄に
ある由(^^) 「君の名は。」や「風立ちぬ」の類いとは、
一線を画してる作品で、マジお奨めできる伝記小説(^^)
by middrinn (2018-01-21 21:23)
ニッキー様、わざわざ検索されたんですかぁ^_^;
クリローの記事が「3番目」に出たのは、おそらく
最新の記事だからかと^_^; So-netが検索ワード
を表示しなくなってから、何故この記事が？とヨリ
感じます^_^; 検索ワードが知りたいです^_^;
by middrinn (2018-01-21 21:28)
私もやってみようかな？
アクセス数で並べてるのなら
最近の記事が出てくるでしょうね＾＾
by ぽちの輔 (2018-01-22 06:38)
アクセス数ではない・・・みたいですよ^_^;
by middrinn (2018-01-22 06:49)
おはようございます＾＾
ちょっとお話が分かりにくい。何方が亡くなられてのかしら？
by mimimomo (2018-01-22 07:24)
ポール・ボキューズです(;_;) 敢えて、
すぐ判らないようにしてみたのですが、
チトやりすぎだったみたいですね^_^;
by middrinn (2018-01-22 07:39)
アクセス、不思議な時があるよね。
今日はスゴく寒くなりそうです。
大阪は午後から雨予報。
暖かくしようね。
by hatumi30331 (2018-01-22 08:31)
ホント不思議ですよね^_^; 沢山のキャベツに吃驚^_^;
hatumi30331様もお風邪など召されないよーに(^o^)丿
by middrinn (2018-01-22 08:44)
いつもご訪問をありがとうございます
付き合いniceが殆どの中、きちんとご高覧いただき嬉しい限りです
日々、本たちと接し記事をアップされているmiddrinn様と
比べるのは僭越ですが、middrinn様同様(プロフィ拝見しました）
自分も趣味の「木工日誌」のつもりで記しております
ただし、にほんぶろぐ村にランキング登録もしておりますので
内容はコアになりますが、「木工」以外のことは極力記さないよう
訪問頂いた方が、興味を持ってご覧頂けるよう心がけております
そんな中、「･･･拝読していて、和まされます･･･」のお言葉を
とても嬉しく、長々とキーボードを叩いてしまっております
懲りずに、またご訪問いただければ幸甚です＾＾
by 工房とも (2018-01-22 09:05)
エゴサーチ、怖くて試した事が無いです....
本を読むのは好きなのですが、どうしても雑誌や同じ小説ばかりですので、少しは見聞を広めないと駄目ですね。
コメントにてご指摘頂き、ありがとうございました。
早速修正しました。
by MINERVA (2018-01-22 09:33)
ポール・ボキューズかぁ～
国立新美術館内のレストランにしか行ったことがありません(笑)
by リュカ (2018-01-22 10:05)
こんにちは。
ポール・ボキューズ ! 名前は聞いたことがありますが・・・
by yakko (2018-01-22 14:10)
おっ、ポール・ボキューズ。確かフランスだったか?の☆☆☆シェフですよね。まだ生きていたんだぁ、というのはちょっと不謹慎でした。合掌。
by アニマルボイス (2018-01-22 15:54)
私の「陽だまりの中で。」って検索したら「太川陽介」って出ました(^^;
by そら (2018-01-22 18:19)
周りは真っ白な世界。とても静かです(^_^;)
にゃんこは寒いので、良く寝ています。
by green_blue_sky (2018-01-22 19:32)
工房とも様の御人柄が表われてる文章が
時々ぽろっと顔を出すのが好きです(^^)
木工作品に対するアート的関心と職人芸
に対する研究者的関心から毎回興味深く
拝見・拝読させて頂いております(^o^)
by middrinn (2018-01-22 20:24)
MINERVA様のガンダムJRスタンプラリーの
記事はメチャ読み応えありましたね(^^)
クラッシャージョウの話題も愉しいし、
νガンダムの完成も待ち遠しいです(^^)
by middrinn (2018-01-22 20:25)
リュカ様のことだから、来月15日には「至上の印象派展
ビュールレ･コレクション」のレポートをアップされて、
ブラッスリー・ポール・ボキューズ・ミュゼで食事(^^)
by middrinn (2018-01-22 20:25)
yakko様、皆様のコメントにもあるように、お店が結構あるし、
何よりもフランス料理の巨匠として日本でもお馴染みとか(^^)
by middrinn (2018-01-22 20:26)
アニマルボイス様、wikiにも「・・・1961年には国家最優秀職人章（MOF）を取得、
1965年に得たミシュランの3つ星を50年以上維持した。・・・死去時点で小野二郎
（当時92歳）に次ぐ高齢3つ星シェフであった。」とあり、びっくりでした(ﾟoﾟ;)
by middrinn (2018-01-22 20:26)
そら様の正体は実は太川陽介なんじゃ^_^;
藤吉久美子は熟女好きに人気ですね(^_^;)
by middrinn (2018-01-22 20:26)
green_blue_sky様も熟睡できますね(^^)
公園の猫さん、メチャ可愛い笑顔です(^^)
by middrinn (2018-01-22 20:28)