SSブログ

180111読んだ本&買った本

名古屋市の東山動物園の猿の名前が「ムコドノ」とか「ジエイタイ」とか命名者のセンスが凄い(^_^;)
ムコドノは動物園から逃げ出したことがあるというし、ジエイタイは日本猿のボスだったらしい(^_^;)
もし名古屋が首都だったら日本はどうなってたかしら(@_@;) 大阪が首都だったら物価が安かった(..)

【読んだ本】

杉本苑子『西国巡拝記』(中公文庫,1980)所蔵本

本のブログ読んでたら、大河ドラマ原作本が酷いという趣旨の内容で、ネタバレになるから書かない
けど、ある人物と主人公との関係についての設定は、海音寺潮五郎が生きてたら、林真理子のことを
日本刀でぶった斬っただろうね(..) あんなのを採用したNHKに対しては鹿児島県民が受信料支払拒否
運動を始めてもいいレヴェル(+_+) 念のため言うと、小生は西郷隆盛のことが好きなわけではない^_^;
さてさて、「第六番 壺坂寺」を読んだけど、同じような内容なので、「161105読んだ本」に杉本苑子
『女人古寺巡礼』(講談社文庫,1996)の「壺阪寺―お里と沢市―」を読んで書いた件を再録する^_^;

「壺阪寺―お里と沢市―」は、「正しくは、壺阪山法華寺」で「西国三十三番霊場の第六番札所」(^^)
「豊沢団平の妻お千賀によって、明治のはじめに作られた浄瑠璃『壺阪霊験記』」の〝お里・沢市ゆかり
の寺〟として知られる(;_;) 熱海のお宮の松と同様に、〝お里・沢市投身の谷〟という「立札」がある
のは御愛嬌だけど^_^; この浄瑠璃以前に「桓武天皇がここの本尊に祈って眼疾を治されたという伝説が
あり、眼とのかかわりも奈良時代までさかのぼれる。」という「眼病平癒の寺」(^^) 巨大な「観音の
おみ足の下に息づく庭園には、〝匂いの花園〟という床しい名がつけられている。匂い・・・・・・。
つまり視覚で花の色や形を鑑賞できない障害者に香りを楽しんでもらう目的から、この花園は企画され、
丹精こめて手入れされてもいるわけであった。」(゚ロ゚;)スゴッ! 「盲人のための特殊公園は、世界中さが
してもニューヨークのブルックリン植物園と、ここ壺阪寺の匂いの花園だけだそうですよ」(^^)「盲老
救済のために始められた養護施設・慈母園」も併設しているというから、マジで頭が下がりますm(__)m

壺坂寺のHPを確認すると、本書も同書も情報が古くなっているようだけどさ、それはさておき、この
『西国巡拝記』で現代の寺院の在り方を辛辣に批判していた杉本苑子も、壺坂寺を「おとずれてみて、
しかし私は恥じ入った。」と書いてた^_^; 以上の実践を見聞きすれば当然だけど、更に〈壮年血気の
[壺坂寺の住職]常盤師の口から、/「釈尊がどんなにりっぱでも、その教えを実践、弘通すべき
われわれ僧侶がわるければ、釈尊の精神は消えてしまいます。仏の心、仏のことばを殺しているのは
誰でもない、坊主自身ですよ。伽藍仏教の時代は去りました。美術的に、どれほど価値のある仏像を
擁し、千年の古刹にそり反っていても〝魂〟が無ければ見せものにすぎません。」/のごとき、烈々
たる批判が吐かれるのも道理と思えた。〉とあったしねヒィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ 『大法輪』、よく載せたな^_^;

【買った本】

角田喜久雄『黒潮鬼』(春陽文庫,1988改装)

957円と高め^_^; アマゾンには「昭和63年改装初版・カバ少使用感・本紙ヤケ・経年のヤケシミ」と
あったが、注文直後に出品者からメールが届き、送付先の住所等の確認とともに、〈「掲載していた」
商品状態のコメントを、今一度、「必ず」お確かめ下さい。/コンディション説明: 昭和63年改装初版
・カバヤケ隅スレ使用感・本紙ヤケ・経年のヤケシミ/コメントにも書いていましたように、スレ、
ヤケ、シミなど使用感があるようです。/状態を、ご確認お願いします。〉とあって、少し驚く(゚ロ゚;)
「コンディションの御説明が掲載されていたものより詳しくなってますね。」と一言添えて送付先等は
問題ないので、発送をお願いしたら、「はい、どうしても倉庫で管理している間に、経年のヤケシミ
などが進んでしまいますので・・・なにとぞ、ご了承ください。」とレス^_^; んで、届いたわけだが、
なにわのブラックダイヤモンド橋本梨菜かよ!?と声に出してしまったほど、天・小口・地がこんがりと
ヤケてる一方で、表紙カヴァーは説明と異なり新品のようにキレイだった^_^; 難点は割れが生じてて、
最終頁(といっても、春陽文庫の既刊目録の頁)が取れかかっていて、実際すぐ取れてしまった点(..)
説明に無かった点なので、一応お知らせしたところ、返品してくれれば送料込みで返金するというレス
があったが、そーゆーつもりではなかったし、既に評価(非常に良い)もした後なので、落着かな^_^;

先ずは不要な本を捨てて今春こそ部屋を片付けなきゃ^_^; もうテストの答案とか棄てていいよね^_^;
タグ:紀行 宗教
コメント(22) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

コメント 22

マーヤ

東山動物園の猿の名前、猿も引いてるかも…( ´艸`)
by マーヤ (2018-01-11 20:42) 

センニン

こんばんは。
ネーミングは本当に重要です。
その動物園に是非由来を訊いてみたいものですね。
by センニン (2018-01-11 20:48) 

middrinn

「ムコドノかよぉ!?~超ウケるぅ~」と笑われてたであろう理由が、
本人じゃなかった本猿自身は全く解らなかったでしょうね(´・_・`)
マーヤ様の今日の「帰ってきた犬の話」、メチャいい話ですね(;_;)
あかり様の御写真が、これまたどれもメチャメチャ可愛すぎる(^^)
by middrinn (2018-01-11 21:21) 

middrinn

堀井憲一郎『ホリイの調査』(扶桑社文庫,1994)所収の
〈動物園に電話する「何がいるのだ」〉で、東山動物園は、
「・・・あの、自衛隊からきたものでジエイタイという
名前なんですが」「はい。自衛隊でつかまえたサルなもの
ですから」と答えてたのに典拠しました(^_^;) そうそう
センニン様の昨日のに刺激され、ハイスミス買います(^^)
by middrinn (2018-01-11 21:26) 

アニマルボイス

ここ数年「大河」は見ていませんが、「西郷」はつまらないですか? まあ、もともと見る気はありませんが。
海音寺潮五郎の西郷関係は「西郷と大久保」くらいしか読んでいませんが、西郷は夢を追い、大久保は現実を追ったという違いがうまく出ていてけっこうおもしろく読みました。ただ、畢生の大作「西郷隆盛」はあの長さに怖じ気づいて未だに手が出せません。こんなことを書くと「ダルタニャン」のときと同じように叱られそうですが。(^^;
by アニマルボイス (2018-01-11 22:06) 

ニッキー

「ムコドノ」ってもしかして裏の顔を持ってるんでしょうか(⌒-⌒; )
猿って数が多いから名前つけるのも大変ですよねぇ(*_*)
でもそのネーミングセンスは・・・w
by ニッキー (2018-01-11 23:00) 

middrinn

アニマルボイス様、海音寺潮五郎の『西郷隆盛』は、朝日文庫の全14巻以外にも、
全一冊の全集版の『西郷隆盛』や、その元になった朝日新聞社刊があります^_^;
ちなみに、それらは学研М文庫&角川文庫のも含めて、小生も未読ですので^_^;
by middrinn (2018-01-12 06:57) 

middrinn

ニッキー様、「裏の顔」を持ってたら、逃げ出さないのでは^_^;
しかし、「ムコドノ」の命名の由来はチト気になりますね(^_^;)
by middrinn (2018-01-12 06:59) 

ぽちの輔

繁殖のために婿入りしたのかも?^^;
by ぽちの輔 (2018-01-12 07:05) 

middrinn

と思っちゃいますよねぇ(^_^;)
んで、嫌になって脱走かな^_^;
by middrinn (2018-01-12 07:21) 

リュカ

ムコドノ!って聞くと
菅井きんさんの顔が浮かんじゃいますね(笑)
中学生の頃、再放送見まくってました^m^
かんざしは持ってなかったので、バーベキュー用の鉄串で必殺人気取っておりましたww
by リュカ (2018-01-12 10:06) 

middrinn

婿いびりする菅井きんが演じたような姑の猿がいて、
ソレが原因で動物園から逃走した、とか妄想(^_^;)
リュカ様、今こそ必殺のコスプレしましょう(^o^)丿
by middrinn (2018-01-12 10:15) 

よしころん

テストの答案ですか!? いつの時代のなのかしら…
とっておいた覚えがない(笑)
あぁ、断捨離、断捨離^^;
by よしころん (2018-01-12 11:47) 

middrinn

納得できんと後でクレームつけてくる学生もいるので
しばらくの間は保存しておくようにと当局からの指示
が最近は出てます^_^; それとは無関係に20年分近く
とってあるようで、何でも保存しちゃうダメ人間(..)
よしころん様の御写真2017年ベストセレクションの
前編(解説付き)といった感じで良かったです(^^)
by middrinn (2018-01-12 12:54) 

アニマルボイス

書店でずらーっと並んでいる文庫本が「1冊」ですか。あれが1冊になるとは想像できません。文字が細かいのでしょうかね(それだと老眼が進んでいるので不可能です)。まさか、巨大なサイコロのような本では?
と、書いてきて若いころハインラインのSF「異星の客」という創元推理文庫(今、SF文庫?)がSFフアンの間で「サイコロ」と言われていたことを思い出しました。今では京極さんの作品をはじめ分厚い文庫本は珍しくないのですが、当時は驚異でした。
あ、また話が関係ない方向にずれました。失礼しましたっ。(^^;
by アニマルボイス (2018-01-12 18:16) 

middrinn

アニマルボイス様なら、憶えていらっしゃるでしょうけど、
1984年に漱石の全小説を丸ごと一冊にした大きな単行本、
てゆーか、紙がチャチでムックのような『ザ・漱石』なる
ものが出ましたが、全集版&その前身の朝日新聞社版の
『西郷隆盛』はそーゆー類ではありません^_^; もともと
朝日新聞に連載したのを一冊の単行本にして出し、それを
全集(版元は朝日新聞社)に収録した際、加筆修正するも
何とか一冊で収まりましたので、その両者のことです(^^)
しかし、満足しなかった海音寺潮五郎は、朝日新聞社から
新たに書き下ろすも未完に終ったのが、朝日文庫版全14巻で、
その後、朝日新聞社から単行本の新装版全9巻も出てます(^^)
by middrinn (2018-01-12 18:36) 

そら

なかなか面白い命名ですが
気象衛星とか戦艦とかの命名はどうにかならないものかといつも思います(^^;
by そら (2018-01-12 20:35) 

green_blue_sky

ムコドノ、中村主水(^_^;)
今日も寒すぎます・・・
by green_blue_sky (2018-01-12 20:35) 

middrinn

そら様は、戦艦は人名から命名した方がいいのかしら(^^)
『それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ』みたいな^_^;
by middrinn (2018-01-12 21:07) 

middrinn

ムコドノという命名も寒すぎると、流石、
green_blue_sky様ならではのコメ(^^)
by middrinn (2018-01-12 21:09) 

アニマルボイス

middrinn様
了解しました。しかし、「西郷」を読むのなら、お薦めの「ダルタニャン」が先かな。
by アニマルボイス (2018-01-12 21:44) 

middrinn

小生も『ダルタニャン物語』推しですね(^_^;)
てゆーか、今から『西郷隆盛』を読み始めると、
大河ドラマの影響と誤解されるのが癪です(-"-)
by middrinn (2018-01-12 21:48) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。