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170828読んだ本&買った本

扇風機の前ガードを指でなぞると結構な量の埃が取れてアカスリしてる気分になりませんかね(^。^;)

【読んだ本】

開高健『歩く影たち』(新潮文庫,1982)所蔵本

んなわけで、少々ネタバレになるが、本書所収の川端康成賞受賞の短篇「玉、砕ける」を読んだ^_^;
戦場からの帰路、香港に立ち寄って日本語の流暢な知人と再会し、教えてもらった銭湯で、主人公は
垢すり等を体験し、取れた垢を丸めた玉をもらった話(゚ロ゚;) さっぱり分からぬという声もあるけど、
日本ペンクラブ電子文藝館の同作品のページを見ると〈直接的な戦場の描写はないが、己の肉体から
擦り取られた「垢の玉」には、戦場の疲れや自己の影が、象徴されている。〉とあり、これがプロの
読み方で、前半に何度も出てくるも垢に取って代わられたっぽい「黴[かび]」もそうかもね(@_@)
でも、「玉、砕け」てハッピーエンドとは読めない(+_+) 作中の、妙手の答えが見つからない問い=
戦争(ベトナム)や政治(文化大革命)の特殊状況での処し方が主題で、「玉」は中国の作家・老舎
を象徴し、「玉、砕ける」は老舎が文革中に非業の死を遂げたことを寓意したものと思うのだが(..)
なお、有吉佐和子『有吉佐和子の中国レポート』(新潮文庫,1983)で老舎の未亡人が「老舎の死に
ついて」真相を語ってた(;_;) 文革に関しては通り一遍の知識しか無いので真偽は不明だけどね(..)

【買った本】

上村悦子(全訳注)『蜻蛉日記(下)』(講談社学術文庫,1978)

ベランダの窓に簾を付け、気になってた物干し竿の位置も上げた(^^) ネジ回しを使っただけなのに、
一仕事した気分になり、電車で街へ出たよ^_^; 昨年末の2割引セールでもスルーした本書を購入(..)
一見するとメチャ美品も、僅かだが黒マジックの痕が地にあって、そのインキが滲み込んで、数頁に
亘ってロールシャッハみたいな黒い染みw(゚o゚)wオー!ノー! 気になるのでスルーしてたが、その後も誰も
買わなくて、今回ついに値下がりし、また500円以上なら120円割引券もあったので、440円で購入(..)

昨夜は涼しくて久しぶりに気持ちよく眠れたけど、また今日は暑くなっちゃったよ(+_+)
コメント(2) 
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コメント 2

ぽちの輔

うちの扇風機にはニャンの毛がビッシリです(爆)
by ぽちの輔 (2017-08-29 05:53) 

middrinn

メチャ大きな毛玉が取れそうですね(゚ロ゚;)


by middrinn (2017-08-29 06:44) 

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